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カブスが逆転勝ちで70勝に到達 地区首位のブルワーズと8ゲーム差に

2025.8.18 07:10 Monday

【カブス4-3パイレーツ】シカゴ/リグレーフィールド、8月17日(日本時間18日)

 カブスは数週間、地区首位のブルワーズが負けるのを待ち望んでいた。ブルワーズが最後に負けたのは7月30日、アメリカンファミリーフィールドでの首位攻防戦でカブスが勝利したとき。それ以降、ブルワーズは負け知らずで球団新記録の14連勝を達成していた。

 カブスはパイレーツ3連戦の最終戦、4-3で逆転勝利を収め、今季70勝に到達。ブルワーズはレッズにサヨナラ負けを喫し、ついに連勝がストップした。ブルワーズの快進撃はあまりにも素晴らしく、カブスのクレイグ・カウンセル監督に対し、その快進撃について質問が飛んだほどだった。

 カウンセル監督はブルワーズの快進撃について「何がそんなにすごいんだ?」と前置きしつつ「地区優勝を目指すのが仕事だ。それは究極の目標のようなもの。われわれの視点からすると、確かに彼ら(ブルワーズ)はその目標を達成することを本当に難しくしている」と語った。

 現時点でブルワーズ(78勝45敗)とカブス(70勝53敗)の間には8ゲーム差がついており、ブルワーズの快進撃はカブスの地区優勝の可能性を大きく低下させた。今季のカブスは地区優勝を目標としていたが、ワイルドカードを獲得してポストシーズンに出場するという目標を再設定することが現実的な道筋となっていくだろう。

 7月31日時点では、首位ブルワーズが2位カブスを1ゲームだけリード。しかし、データサイト「FanGraphs」が算出する地区優勝の確率ではカブス(53.4%)がブルワーズ(45.9%)を上回っていた。ところが、そこからブルワーズの快進撃がスタート。17日(同18日)の試合前の時点でカブスの地区優勝の確率は4.8%まで低下した。

 八回、ダンズビー・スワンソンの犠牲フライで勝ち越しに成功し、4-3で逆転勝利を収めたカブス。18日(同19日)からはダブルヘッダーを含むブルワーズとの5連戦がスタートする。逆転での地区優勝を成し遂げるためには、この5試合に全勝するつもりで戦わなければならないだろう。

 なお、カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場して3打数ノーヒット(1四球)。連続試合安打は2でストップし、今季の打撃成績は打率.249、出塁率.320、OPS.819となった。


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