オリオールズ大勝 有望株バサヨがデビュー戦で初安打&初打点を記録
2025.8.18 07:39 Monday
【アストロズ0-12オリオールズ】ヒューストン/ダイキンパーク、8月17日(日本時間18日)
待望のデビューを飾ったオリオールズの有望株サミュエル・バサヨのメジャー初安打はライトへの3ラン本塁打となるはずだった。
オリオールズが12-0で大勝した一戦、21歳の有望株は七回の第4打席でライトへの大飛球を放った。しかし、打球は右翼手のヘスス・サンチェスが伸ばしたグラブの中へ。サンチェスは三回にもガナー・ヘンダーソンの満塁弾を阻止しており、この試合2度目の本塁打キャッチとなった。
ただし、バサヨが「傷心」から立ち直るのにそれほど時間はかからなかった。
球団1位&メジャー全体8位の有望株であるバサヨは八回に回ってきた第5打席でセンターへの2点タイムリーを放ち、メジャー初安打&初打点を記録した。オリオールズは前日の試合で球団3位の有望株であるディラン・ビーバースがメジャーデビューしたばかり。生え抜きの若手が多く並ぶ打線が機能し、八回に一挙5点を追加するなど14安打12得点の猛攻を見せた。
「6番・DH」でスタメン出場したバサヨは二回のメジャー初打席で早くも歴史を作った。バサヨのメジャー初打席は死球。メジャー初打席で死球を受けたのはオリオールズ史上初めてだった。四回の第2打席は併殺打、六回の第3打席はポップフライに倒れ、七回の第4打席は大飛球を放ちながらも好守に阻まれてライトフライ。それでもバサヨは動じなかった。
八回2死満塁の好機で回ってきた第5打席。バサヨは右腕エニエル・デロスサントスがカウント2-1から投じた高めのフォーシームを右中間方向に弾き返し、打球速度101.1マイル(約163キロ)のタイムリーで2者を迎え入れた。
前日の試合でメジャー初安打を記録していたビーバースは五回のヒットと八回の四球で2出塁を記録。2度とも生還し、チームの勝利に貢献した。
すでに充実の野手陣を誇るオリオールズは、バサヨとビーバースがメジャーのロースターに加わったことで選手層がさらに厚くなった。「2番・三塁」のジョーダン・ウエストバーグは15号3ランを含む5打数4安打5打点の大暴れ。「1番・二塁」のジャクソン・ホリデイも2安打と2四球で合計4度出塁し、3得点とリードオフマンの役割をしっかり果たした。
打線の援護を受けた先発のディーン・クレーマーは7回3安打無失点、7三振、1四球と安定したピッチングを披露。自己最多の114球を投げ、9勝目を手にした。