ブルワーズvsカブスの首位攻防戦 ダブルヘッダー第2試合は雨天延期に
2025.8.19 10:16 Tuesday
18日(日本時間19日)から4日間で5試合を戦う重要な直接対決がスタートしたカブスとブルワーズ。ナショナル・リーグ中地区のライバル2球団にとって、すでに厳しいスケジュールとなっていたが、状況はさらに悪化した。悪天候のため、ダブルヘッダー第2試合が19日(同20日)に延期されたのだ。
18日(同19日)に行われたダブルヘッダー第1試合はブルワーズが7-0で快勝。第2試合として予定されていたナイトゲームは、シカゴ北部を襲った嵐によって中止となった。雨が止むのを待つのではなく、翌日に延期することが決定され、19日(同20日)に改めてダブルヘッダーが行われることになった。
カブスのクレイグ・カウンセル監督は「ブルワーズは素晴らしいプレーをしていた」とコメント。「相手チームのプレーについて、あまり言うことはない。ただ、彼らがいい仕事をしたというだけだ。ほかの地区と比較した場合、われわれの地区内におけるポジションは少し残念だ。でも、われわれはいいチームだと思う。それはわれわれもわかっている」と冷静に現状をみつめた。
ダブルヘッダー第1試合に勝利したことにより、ブルワーズは今月の成績を15勝1敗(球団新記録の14連勝を含む)とし、シーズントータルの成績も79勝45敗となった。カブス(70勝54敗)とのゲーム差も9に拡大。6月18日の時点では、首位カブスがブルワーズに6.5ゲーム差をつけていたが、それから2カ月が経過し、状況は大きく変化した。
19日(同20日)のダブルヘッダーでは、カブスは第1試合にオールスター左腕のマシュー・ボイド(11勝6敗、防御率2.46)、第2試合に右腕ジェイムソン・タイオン(7勝6敗、防御率4.44)が先発する予定。タイオンは右ふくらはぎを痛めて7月上旬から負傷者リスト入りしており、今回の登板が復帰初戦となる。
一方のブルワーズは、延期となった試合で先発予定だったチャド・パトリック(3勝7敗、防御率3.52)がスライドして第1戦に先発予定。第2戦にはブランドン・ウッドラフ(4勝0敗、防御率2.06)が先発する。
ウッドラフがリグレーフィールドで登板するのは2023年8月30日以来2年ぶり。リグレーフィールドでは通算11試合(うち9先発)に登板して防御率3.33を記録している。また、ブルワーズは今季、ウッドラフが先発した7試合で全勝している。
ウッドラフは「リグレーフィールドで投げるときのエネルギーは大好きだよ。カブスとの同地区対決は特別な意味を持つし、その雰囲気が好きなんだ。リグレーフィールドでは2年間投げていないから、本当に楽しみだ」と語る。
リグレーフィールドのどんなところが好きなのだろうか。
「マウンドが好きだし、景色も好きだ。多くの選手たちも言っていると思うけれど、打者の真上にいるような感覚になるんだ」とウッドラフ。「それから、あの雰囲気も最高だね。この球場にはいつも熱気がある。その空間の一員になれるのは素晴らしいことだよ」とリグレーフィールドへの思いを語った。