ドジャース痛恨のサヨナラ負け 山本由伸7回4安打3失点の力投も実らず
2025.8.19 12:29 Tuesday
【ロッキーズ4-3ドジャース】デンバー/クアーズフィールド、8月18日(日本時間19日)
パドレスとの首位攻防3連戦をスイープしたドジャースは、敵地クアーズフィールドに移動してロッキーズとの4連戦がスタート。その初戦は先発の山本由伸が7回4安打3失点の力投を見せたものの、3-4で痛恨のサヨナラ負けを喫した。ドジャースがロッキーズに敗れるのは今季7度目の対戦で初めて。大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場して4打数2安打1打点だった。
試合序盤はドジャースのペースだった。山本が初回を三者凡退に抑え、二回にチャンスを作ってドルトン・ラッシングの犠牲フライと大谷のタイムリーで2点を先制。山本は二回も三者凡退で終え、打者6人をパーフェクトに抑える最高の立ち上がりとなった。
しかし、三回先頭のカイル・キャロスに四球を与えると、次打者ブレントン・ドイルにはライトへのヒットを浴び、無死二、三塁のピンチに。ここでライアン・リッターにタイムリーを許し、2-2の同点に追いつかれた。
試合が動いたのは六回。ドジャースは四球を選んで出塁したフレディ・フリーマンが今季4個目の盗塁を決めてチャンスを作り、2死からアレックス・フリーランドのタイムリー二塁打で勝ち越しに成功。山本は六回まで2安打2失点に抑える好投を見せ、勝利投手の権利を手にした。
ところが、七回に落とし穴が待っていた。この回も続投した山本は、先頭のジョーダン・ベックから6つ目の三振を奪ったものの、次打者エゼキエル・トーバーにカウント0-1から投じた2球目のフォーシームが真ん中付近に甘く入り、7号同点ソロを被弾。7回103球を投げて4安打3失点、6三振、2四球と決して悪い内容ではなかったが、悔いが残る1球となった。
ドジャースは八回1死二塁の勝ち越し機を生かせず、試合は3-3の同点のまま九回へ。3番手のジャスティン・ロブレスキーが1死からトーバーに二塁打を許すと、次打者ウォーミング・バーナベルにセンターへのタイムリーを浴び、3-4でサヨナラ負けを喫した。
パドレス3連戦をスイープした勢いのままに、ロッキーズ4連戦でも勝利を重ねたいドジャースだったが、まさかの敗戦。連勝は3でストップした。なお、今回の4連戦を勝ち越しで終えるために、絶対に負けられない2戦目には若手右腕エメット・シーアンの先発が予定されている。