カブスがブルワーズに3連勝で6G差 タイブレーカーの保持が確定
2025.8.21 14:12 Thursday
【カブス4-3ブルワーズ】シカゴ/リグレーフィールド、8月20日(日本時間21日)
カブスが4-3でブルワーズを下し、3連勝。直接対決5連戦に3勝1敗で勝ち越しを確定させた。カブス打線はブルワーズ先発のジェイコブ・ミジオロウスキーのわずかな隙を逃さず、三回に3点を奪って逆転。先発のコリン・レイ以下、投手陣も奮闘し、1点差の接戦を制した。鈴木誠也は4打数1安打だった。
カブス先発のレイは二回に制球を乱し、内野ゴロの間に1点を失った。カブス打線も三回、7-9番の下位打線が怪物新人ミジオロウスキーから3四球を選び、1番のマイケル・ブッシュに満塁のチャンスをお膳立て。ブッシュはミジオロウスキーの快速球を左中間へのタイムリー二塁打とし、その間に3人の走者が全て生還し、3-1と一振りで試合をひっくり返した。
リードをもらったレイは走者を背負いながらも粘り強い投球を展開。しかし、六回2死二塁のピンチを招き、左打者のトゥラングを迎えるところで左腕シールバーに交代した。トゥラングは初球を捉え、あっさりとライト前へタイムリー安打を放ち、試合は1点差となる。
カブスは1点リードのまま迎えた八回、マット・ショウが11号ソロを放ち、大きな追加点をもたらした。ショウは三回にミジオロウスキーから11球を擁したバトルを制して四球を選んで得点、六回にはバント処理で好守を見せ、そして本塁打と八面六臂の活躍だった。
カブスは最終回に2死満塁のピンチを招きながら、なんとか4-3でブルワーズを振り切って勝利。これでカブスは3連勝を挙げ、首位ブルワーズとの差を6に縮めた。
さらにこの日の勝利で、カブスはブルワーズに対するタイブレーカーを持つことが確定。カブスはブルワーズに対して直接対決で7勝5敗と勝ち越しており、今季の直接対決における勝ち越しが決まった。これにより、両チームが同勝率で並んだ場合、タイブレーカーを持つカブスが上回ることになる。
鈴木は「3番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打。今季の打撃成績は打率.247、OPS.808となっている。