パドレスが打線爆発で逆転勝ち 1ゲーム差でドジャースとの首位攻防3連戦へ
2025.8.22 08:58 Friday
【パドレス8-4ジャイアンツ】サンディエゴ/ペトコパーク、8月21日(日本時間22日)
ドジャースタジアムでスイープ負けを喫したパドレスは、17日(同18日)にロサンゼルスを離れ、本拠地ペトコパークに戻って傷をいやした。スイープ負けを喫した時点で首位ドジャースとは2ゲーム差。22日(同23日)からは再び首位攻防3連戦が予定されている。
パドレスをスイープしたあと、ドジャースは敵地コロラドに乗り込み、最下位のロッキーズと4試合を戦った。両チームの戦力差を考えれば、ドジャースが4連勝してもおかしくない状況だったが、2勝2敗という結果に。一方、パドレスはジャイアンツ4連戦の最終戦に8-4で勝利し、4連戦を3勝1敗の勝ち越しで終えた。
この結果、首位ドジャースと2位パドレスは1ゲーム差に。22日(同23日)からレギュラーシーズン最後の直接対決となる3連戦がパドレスの本拠地ペトコパークで行われる。
トレードによる補強を経て大幅な戦力アップに成功したパドレスの打線は、ジャイアンツ4連戦の最終戦でも好調を維持した。2-2の同点で迎えた五回に一挙6点を勝ち越し。前日に続いて8得点を挙げ、スイープ負けを喫した先週末から見事に盛り返した。
パドレスのマイク・シルト監督は「私は長い間、球界に身を置いている。長くいればいるほど、チームの戦いには浮き沈みがあるということがわかるんだ」と語る。
今季のパドレスはこうした浮き沈みを乗り越えてきた。7月3日時点では首位とのゲーム差が9まで拡大。しかし、徐々に差を縮め、先週のドジャース3連戦を迎えた時点では単独首位に立っていた。
大事な首位攻防3連戦でスイープ負けを喫するという挫折を味わったものの、パドレスは再び立ち直った。本拠地でのジャイアンツ4連戦に3勝1敗で勝ち越し。ドジャースがロッキーズを相手に2敗を喫したため、ゲーム差は1つ縮まった。
「野球というゲームは難しく、挑戦的で、ボールは思い通りには転がらないものだ」とシルト監督。「このチームについて、私が素晴らしいと思うのは、常に競争力を発揮してくれるということだ」と何度挫折を味わっても粘り強く戦い続ける選手たちを称えた。
11安打8得点を記録したパドレス打線において、1番フェルナンド・タティスJr.、2番ルイス・アライズ、3番マニー・マチャド、7番ラモン・ローレアーノがいずれもマルチ安打を記録。三回に2点を先制したものの、四回にすぐさま追いつき、五回に一挙6点を勝ち越した。大きかったのは主砲マチャドの2点タイムリー二塁打。リードを4点に広げる一打となり、ジャイアンツ先発のジャスティン・バーランダーをノックアウトした。