サイ・ヤング賞右腕ビーバーが478日ぶりに復帰 奪三振ショー見せる
2025.8.23 15:02 Saturday
【マーリンズ2-5ブルージェイズ】マイアミ/ローンデポパーク、8月22日(日本時間23日)
右腕シェーン・ビーバー(30)がトミー・ジョン手術から478日ぶりの復帰戦、そしてブルージェイズの選手としてのデビュー戦に先発。6回1失点9三振の快投で、2020年サイ・ヤング賞の貫禄を見せつけた。
プロ入りからガーディアンズ一筋で活躍してきたビーバーは、2024年4月にトミー・ジョン手術を受けた。ガーディアンズに残留した今季はリハビリに励んでいたが、トレードデッドラインでブルージェイズへ移籍。移籍を挟みながらこなした7度のリハビリ登板で、防御率1.86、29イニング、37三振と素晴らしい成績を残し、ついに復帰戦を迎えた。
デービス・シュナイダー監督は「まず、彼の活躍に期待している。彼がメジャーリーグのマウンドに戻ってくるのは久しぶりだから。彼は実績のある投手なので、試合でどう立ち回るのかを見るだけでも、我々にとって楽しみなことだよ」と、ビーバーの復帰戦を前に興奮を隠せなかった。
そしてこの日、ビーバーは期待を裏切らない快投を披露。初回から2三振を奪う快調な立ち上がりを見せた。2回は小兵ハビアー・サノーハに本塁打を浴びたが、三回は三者凡退、四回は三者連続三振と調子を上げた。ビーバーはサノーハへの被弾以降、五回2死まで1本の安打も許さず、マーリンズ打線を圧倒。6回1失点、2安打、9三振、無四球の素晴らしい内容で復帰戦を飾った。
ブルージェイズ打線もドールトン・バーショが14号本塁打を含む3打点の活躍に牽引され、5点を援護。ビーバーの後を受けたブルペンもリードを守り抜き、マーリンズに5-2で勝利した。