コルテスの快投でパドレスが単独首位に 6回わずか1安打に抑える
2025.8.24 14:04 Sunday
【パドレス5-1ドジャース】サンディエゴ/ペトコパーク、8月23日(日本時間24日)
ナ・リーグ西地区で同率首位に並んでいたパドレスとドジャースの3連戦の2戦目は、パドレスが5-1で勝利。先発のネスター・コルテスが6回無失点1安打の快投を見せ、打線も四回に一挙3得点の攻勢で主導権を握った。ドジャースとの3連戦に連勝したパドレスは西地区の単独首位に躍り出た。ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場し、4打数無安打に終わった。
パドレス先発のネスター・コルテスは、トレードデッドラインでブルワーズから加入。今季は負傷もあって5先発で防御率5.87と苦しんでいたが、ドジャースとの天王山で本領を発揮した。その投球ぶりは、まさにニックネームの「ナスティ(エグい)・ネスター」にふさわしいものだった。
初回から先頭の大谷を三振に打ち取り、コルテスは1巡目を打者9人パーフェクトで抑える完ぺきな立ち上がり。さらに四回と五回も三者凡退で抑え、五回までドジャース打線に対してパーフェクトピッチングを見せた。六回1死からの安打で完全試合とノーヒットノーランは途絶えたが、6回を通して1安打、無四球、3三振でドジャース打線に二塁を踏ませなかった。
シーズンを通して、ドジャースの強力打線を6回以上で1安打以下に抑えたのは、この3連戦までソニー・グレイ(カージナルス)一人しかいなかった。しかし、パドレスは1戦目のダルビッシュ有、そしてこの日のコルテスと2日連続でドジャース打線を6回以上1安打以下に抑えた。
打線は四回、ドジャース先発のタイラー・グラスナウから満塁のチャンスを作る。そして1死からトレードデッドラインで新加入のラモン・ローレアーノがタイムリーを放って2点を先制。そして犠牲フライで3点目を加えた。
強力なブルペン陣を誇るパドレスにとっては、この3点は十分なリードだった。この日は連投中の守護神ロベルト・スアレスとセットアッパーのメイソン・ミラーを休ませながらも、2人のオールスター投手が登場。ジェイソン・アダム、ジェレマイア・エストラーダ、エイドリアン・モレホンとつないでドジャースから逃げ切った。
パドレスはシーズン残り32試合を残して、単独首位に躍進した。24日(同25日)の一戦がパドレスとドジャースの今季最後の直接対決となる。