ナショナルズ追い上げ及ばず惜敗 小笠原は2回2/3を無安打無失点
2025.8.25 06:37 Monday
【フィリーズ3-2ナショナルズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、8月24日(日本時間25日)
ナショナルズの小笠原慎之介は敵地でのフィリーズ戦、三回1死満塁のピンチで2番手として登板。押し出し四球で追加点を与えたが、2回2/3を無安打無失点に抑える好リリーフを見せた。再昇格後は9試合にリリーフ登板して防御率3.07、被打率.180、WHIP1.09と安定した働きを続けている。チームは反撃及ばず2-3で惜敗した。
ナショナルズは先発のジェイク・アービンが誤算だった。初回こそ無失点に抑えたものの、二回2死一、三塁からラファエル・マルシャンにタイムリー二塁打を浴びて2失点。三回には1死満塁のピンチを招き、今季最短の2回1/3でノックアウトとなった。
ここでマウンドに上がった小笠原は、ブライソン・ストットをライトライナーに打ち取り、2死までこぎつけたものの、マルシャンに押し出し四球を与えて追加点を献上。しかし、好打者トレイ・ターナーをライトライナーに抑え、最少失点で切り抜けた。
四回はカイル・シュワーバーとブライス・ハーパーを含む上位打線を三者凡退に抑え、五回もブランドン・マーシュから空振り三振を奪うなど無失点。2回2/3を無安打無失点に抑え、与えられた役割をしっかり果たした。
小笠原以降のリリーフ陣も無失点リレーを続けていたナショナルズは、八回に無死満塁の大チャンスが到来。ところが、リードオフマンのジェームス・ウッドがセカンドゴロ併殺打に倒れ、1点しか返せなかった。
九回にはルイス・ガルシアJr.に11号ソロが飛び出し、1点差に迫ったものの、最後まで打線はつながらず、2-3で惜敗。同地区のフィリーズとの3連戦は1勝2敗の負け越しに終わった。