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オリオールズ・ロジャースの快投が続く 今季13先発で防御率1.40

2025.8.25 07:11 Monday

【オリオールズ3-2アストロズ】ボルティモア/オリオールパークアットカムデンヤーズ、8月24日(日本時間25日)

 オリオールズの左腕トレバー・ロジャースの快投が続いている。本拠地でのアストロズ戦、今季13度目の先発のマウンドに立ったロジャースは、7回93球を投げて5安打1失点、9三振の好投。防御率は1.40となった。ロジャースの好投もあり、オリオールズは3-2で勝利。アストロズ4連戦のスイープ負けを回避し、ロジャースには7勝目が記録されている。

 昨年7月末にコナー・ノービー、カイル・スタワーズとのトレードでマーリンズから加入した27歳のロジャース。今季は右膝の亜脱臼で出遅れたものの、復帰後は安定感抜群のピッチングを見せており、7月は4度の先発でわずか3失点(防御率1.03)、8月も5度の先発で5失点(防御率1.29)に抑えている。開幕13先発での防御率1.40はオリオールズ史上最高の数字だ。

 特に7月26日のロッキーズ戦以降は6先発連続で6イニング以上を投げて1失点以下。これは1978年に8先発連続で6イニング以上を1失点以下に抑えたジム・パーマーに次ぐ球団史上2人目の快挙である。その6先発のうち5試合で7イニング以上を投げるなど「質」と「量」が伴っているのが現在のロジャースのピッチングだ。

 オリオールズは初回にガナー・ヘンダーソンの16号ソロで先制。三回にジェレミー・ペーニャのタイムリーで追いつかれたが、六回にヘンダーソンのヒットと2つの盗塁で2死三塁のチャンスを作り、ライアン・マウントキャッスルのタイムリーで勝ち越しに成功した。

 七回にはルイス・バスケスが貴重な追加点となるメジャー初本塁打を放ち、3-1とリード。八回にビクター・カラティニの犠牲フライで1点を返されたものの、八回途中からマウンドに上がっていた3番手のキーガン・エイキンが九回のアストロズの攻撃を3者三振に仕留め、1点のリードを守り抜いた。

 なお、オリオールズは25日(同26日)から同地区レッドソックスとの4連戦がスタート。その初戦にはチーム最多の10勝を挙げている菅野智之の先発が予定されている。


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