レッズが今季唯一の「スイープ負けなし」を継続 WC圏内まで1.5差
2025.8.25 09:03 Monday
【ダイヤモンドバックス1-6レッズ】フェニックス/チェイスフィールド、8月24日(日本時間25日)
ワイルドカード争いで3位メッツを2.5ゲーム差で追っているレッズは、敵地でのダイヤモンドバックス3連戦の最終戦に6-1で勝利。メッツがブレーブスに敗れたため、ワイルドカード圏内とのゲーム差を1.5に縮めた。なお、レッズはダイヤモンドバックス3連戦のスイープ負けを回避し、今季メジャー唯一となる「スイープ負けなし」を継続している。
ダイヤモンドバックス3連戦の初戦から2連敗を喫し、今季初となるスイープ負けの危機に立たされていたレッズ。3連戦の初戦から2連敗するのは今季8度目だが、過去7度と同様にカード最終戦で底力を発揮し、今回も見事にスイープ負けを回避してみせた。
レッズ先発のブレイディ・シンガーは初回先頭のヘラルド・ペルドモに三塁打を浴び、ルルデス・グリエルJr.の犠牲フライで先制を許したものの、6回95球を投げて打たれたヒットは1本だけ。6回1安打1失点、9三振の好投を見せ、チームに勝利のチャンスを残した。
シンガーの好投に応えたいレッズ打線は、五回までダイヤモンドバックス先発のザック・ギャレンの前に無得点に封じられていたが、六回1死からノエルビ・マルテがセンターへの三塁打を放ち、相手の守備が乱れる間にホームイン。いわゆる「リトルリーグ・ホームラン」で1-1の同点に追いついた。
試合は同点のまま終盤に突入し、レッズは八回1死二塁からオースティン・ヘイズのタイムリーで勝ち越しに成功。さらにスペンサー・スティアーには16号3ランが飛び出し、TJ・フリードルもタイムリーを放って一挙5得点のビッグイニングで勝利を決定づけた。
2020年以来5年ぶり、短縮シーズンを除けば2013年以来12年ぶりとなるポストシーズン進出に向け、ワイルドカード圏内と1.5ゲーム差。逆転を信じ、レギュラーシーズン残り31試合を戦い抜く。