ヤンキースがスイープ負けを回避 レッドソックス戦の連敗を8でストップ
2025.8.25 11:16 Monday
【ヤンキース7-2レッドソックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、8月24日(日本時間25日)
ヤンキースは本拠地でのレッドソックス4連戦の最終戦に7-2で勝利。全米中継の「サンデーナイト・ベースボール」として行われた一戦を制し、レッドソックス戦の連敗を8でストップした。負ければ2018年8月2~5日以来となるレッドソックス4連戦のスイープ負け、本拠地では1939年7月7~9日に5戦全敗を喫して以来の屈辱となるところだったが、4連戦の最終戦で名門球団の意地を見せた。
拙守をはじめ、名門球団らしからぬ戦いが続いていたヤンキース。アーロン・ブーン監督は攻守に精彩を欠いていた正遊撃手アンソニー・ボルピーを4連戦の最終戦のスタメンから外す決断をした。
86年ぶりとなる本拠地でのレッドソックス4連戦のスイープ負けという危機を前に、ヤンキースの選手たちが奮起。レッドソックス先発のダスティン・メイに対し、二回にジャズ・チザムJr.の23号2ラン(通算100号アーチ)で先制すると、三回にはトレント・グリシャムが24号ソロを放ち、3-0とリードを広げた。
先発のカルロス・ロドンが無失点ピッチングを続ける中、ボルピーの代役として遊撃スタメンに起用されたホセ・カバイェロの犠牲フライで4点目を奪うと、五回にはグリシャムが2打席連発の25号ソロ。ロドンが六回に2死満塁のピンチを招いて降板し、2番手のルーク・ウィーバーがナサニエル・ロウに2点タイムリーを浴びたものの、ヤンキースは5-2とリードを保って試合終盤を迎えた。
連敗ストップに向けて追加点がほしいヤンキースは、八回にチザムJr.がこの試合2本目のアーチとなる24号2ランを放ち、5点リードの展開に。九回に4番手のカミロ・ドバルがピンチを招いたものの、無失点に抑え、7-2で勝利した。この結果、地区3位のヤンキースは2位レッドソックスとのゲーム差を0.5に縮め、ワイルドカード争いでも2位の座をキープしている。
なお、レッドソックスの吉田正尚は七回1死一塁の場面でジョスティンソン・ガルシアの代打として登場し、ウィーバーのチェンジアップを打ってサードフライ。その後はレフトの守備に就き、九回2死二、三塁のチャンスで2打席目が回ってきたが、サードゴロに倒れ、試合の最後の打者となった。