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パドレス反撃及ばずカード負け越し ダルビッシュ4回4失点で4敗目

2025.8.28 09:00 Thursday

【マリナーズ4-3パドレス】シアトル/T-モバイルパーク、8月27日(日本時間28日)

 パドレスのダルビッシュ有は敵地でのマリナーズ戦に先発。ピンチの場面で痛恨の一発を浴び、4回69球を投げて4安打4失点、3三振、1四球という内容で4敗目を喫した。パドレスは反撃及ばず、マリナーズ3連戦を1勝2敗の負け越しで終了。トレード期限後は好調を維持していたが、8月に入って2度目のカード負け越しとなった。

 前回登板のドジャース戦ではアレックス・フリーランドのソロ本塁打による1点のみに抑え、6回1安打1失点と見事なピッチングを披露したダルビッシュ。しかし、中4日のマウンドでは要所で制球が甘くなり、手痛い一発を浴びることになった。

 初回は16球で三者凡退に抑える上々の立ち上がり。二回にエウヘニオ・スアレスのヒットと盗塁でピンチを背負い、ルーク・レイリーに先制のタイムリー二塁打を浴びたが、三回は12球で三者凡退に仕留めるなど、序盤のピッチングは決して悪くなかった。

 状況が一変したのは四回。先頭のフリオ・ロドリゲスにヒットを許すと、二塁への盗塁に捕手フレディ・フェルミンの悪送球が絡んで無死三塁のピンチに。ジョシュ・ネイラーに対しては制球が定まらず、四球を与えて無死一、三塁となった。

 ここで打席には先制点のきっかけとなるヒットを浴びたスアレス。今季41本塁打を放っている長距離砲への初球、90.9マイル(約146キロ)のカットボールが真ん中付近に甘く入り、左中間フェンスの向こう側へ運ばれた。

 後続3人を抑え、4イニングを投げ切ったものの、4回4安打4失点で降板。先発の役割を果たすことができたとは言えないマウンドだった。

 パドレスは六回に反撃し、ギャビン・シーツのタイムリーなどで2点を返して2点差に。マリナーズ先発のブライアン・ウーは六回途中で降板したため、開幕から継続していた6イニング以上の先発登板が「25試合連続」でストップした。

 七回2死一、三塁のピンチでは松井裕樹がマウンドへ。強打者ネイラーをキャッチャーゴロに打ち取ると、続く八回もマウンドに上がり、合計1回1/3を無安打無失点に抑える好リリーフを見せた。

 九回、パドレスは2死二塁からフェルナンド・タティスJr.がタイムリー二塁打を放ち、1点差に。タティスJr.が三塁への盗塁を決め、マリナーズの守護神アンドレス・ムニョスにプレッシャーを与えたが、最後はラモン・ローレアーノがサードゴロに打ち取られ、反撃及ばず3-4で敗れた。

 パドレスは15日(同16日)に始まった13連戦を6勝7敗で終了。オフを1日挟み、29日(同30日)からは敵地でのツインズ3連戦がスタートする。


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