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パイレーツの有望株チャンドラーが4回無失点の好投でメジャー初勝利

2025.8.28 11:35 Thursday

【カージナルス1-2パイレーツ】セントルイス/ブッシュスタジアム、8月27日(日本時間28日)

 パイレーツの有望株ババ・チャンドラーは22日(同23日)の華々しいデビュー戦で数多くの「初」を記録したが、おそらく最大の「初」をまだ達成していなかった。メジャー初勝利だ。

 そして、中4日で登板したメジャー2度目のマウンドで記念すべき初勝利を手に入れた。

 22歳のチャンドラーは2021年ドラフト3巡目指名でプロ入り。着実にマイナーの階段を上り、現在は「球界最高の投手プロスペクト」という評価を得ている。敵地でのカージナルス4連戦の3戦目、チャンドラーは四回から2番手としてマウンドに上がり、メジャー初勝利を挙げた。

 チャンドラーは初セーブを挙げたデビュー戦と同様に、リリーフで4イニングを無失点に抑えた。3つの三振を奪い、与えた四球は1つだけ。ヒットも1本しか許さない圧巻のピッチングだった。

 球数は前回登板の40球から53球に増加。自慢のファストボールは100マイル以上を7度計測し、カージナルス打線から8つの空振りを奪った。

 パイレーツは先発のカルメン・マジンスキーが3回3安打1失点で降板。チャンドラーは四回をわずか9球で三者凡退に抑えたあと、五回は1死一、二塁のピンチを背負ったが、イバン・ヘレーラとアレック・バーレソンを打ち取り、無失点で切り抜けた。

 六回と七回は安定したピッチングを見せ、許した走者は死球による1人だけ。最後はラーズ・ヌートバーをセンターライナーに打ち取り、4イニングを投げ抜いた。

 八回は3番手のアイザック・マットソンが三者凡退に抑える好投。1点リードの最終回はデニス・サンタナが締めくくり、10セーブ目を挙げた。

 パイレーツ打線は1点ビハインドの六回に一塁ウィルソン・コントレラスのエラーなどで無死満塁の大チャンスに。ブライアン・レイノルズが凡退したあと、トミー・ファムが逆転の2点タイムリーを放ち、チャンドラーに勝ち投手の権利をプレゼントした。


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