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ヘルスリー絶不調の原因は「クセ」か 腕の位置で球種が露見

2025.8.29 11:58 Friday

 メッツにトレードデッドラインで加入したリリーフ右腕ライアン・ヘルスリーは、移籍してから防御率10.38と絶不調に陥っている。その不調の原因と球団が考えているのが、投球モーションなどから投げる球種が露見している「クセ」の問題だ。ヘルスリーは「クセ」を直すために取り組んでいる。

 8月にヘルスリーが加入してから、球団はヘルスリーに投球時の「クセ」があり、球種が打者に露見していることを確信した。同点2ランを被弾した26日(日本時間27日)のフィリーズ戦では、カルロス・メンドーサ監督が語るように「直球に対して本当に良い反応、スライダーに対して良い見極め」をした打者が何人もいた。

 メンドーサ監督は「相手打線があんなに心地良く打席に立っているのは何かが起こっているからだ。それを解明しなければならない」と語った。メッツのコーチ陣は、ヘルスリーの問題がセットに入るときの小さな動きにあると特定。直球を投げるか、スライダーを投げるかで腕の位置が変わっており、打者はどちらの球種が来るのか投げる前に分かっている可能性がある。

 ヘルスリー本人は「メッツに来てからずっと打たれ続けているけど、投げている球自体は良いと思う」と、コンディションに問題がないことを強調。自身に「クセ」があることを認め、「これまで対戦してきたのは主に優勝を狙っているチームだし、最近のチームにはクセ盗みに特化した人間がいるんだ。僕のクセはかなり目立つし、明白だと思う」と語った。

 ヘルスリーはキャッチボール中に「クセ」を直すトレーニングをしている。マウンド上で腕の位置を気にすることがないように、体にクセを抜いたモーションを覚えさせるつもりだ。「100マイルの直球でも、打者がそれを来るとわかっていたら同じように機能しないからね」と、ヘルスリーは愚直に取り組んでいる。

 実はヘルスリーは古巣カージナルス時代にもクセの問題に悩まされることはあった。しかし、その問題は今より深刻ではなく、その間に素晴らしい実績を積み上げた。特に昨季は防御率2.04、49セーブでトレバー・ホフマン賞を受賞し、メジャー屈指のクローザーとしての地位を確立したばかりだった。

 「本当にイライラするよ。最初の3試合はすごく調子が良かったんだ。でも、最後の数試合はそこまで良くなかった。特にトレードされて、今まで自分が見せてきたものとは正反対のプレーをしていると思うと、本当にイライラする。でも、自分にはそれができるって分かってる。キャリアの中で何度もやってきた。そういう投手になろうとしているだけさ」。

 メッツは6月から不振に陥っていたが、地区首位フィリーズとの直近の3連戦をスイープ(3連勝)。ゲーム差を4に縮め、復調の狼煙を上げた。ここからポストシーズン進出を固め、さらに逆転で地区優勝を目指すならば、ヘルスリーのような頼れるリリーバーは必要不可欠だ。


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