ウィル・スミスの一発でドジャースがサヨナラ勝ち 大谷は1安打
2025.9.1 08:15 Monday
【ドジャース5-4ダイヤモンドバックス】ロサンゼルス/ドジャースタジアム、8月31日(日本時間9月1日)
精彩を欠くドジャースがダイヤモンドバックス3連戦の最初の2試合に敗れたあと、デーブ・ロバーツ監督は自らが率いるチームについて「明らかに別物に見えた」と語っていた。
先発投手は仕事をこなしたものの、打線の援護がなかった。走塁や守備でのミスが目立ち、ロバーツ監督が言ったように、ナショナル・リーグ西地区の優勝争いでパドレスに迫られているにもかかわらず、選手たちは緊張感を欠いているように見えた。
しかし、ダイヤモンドバックス3連戦の最終戦、ロバーツ監督が求めていた「闘志」が試合終盤に現れた。代打で登場したウィル・スミスが17号ソロを放ち、チームをサヨナラ勝ちに導いたのだ。
スミスの代打サヨナラ本塁打は4本目。これはジェイソン・ジアンビの6本に次いで、メジャーリーグ史上2番目に多い記録である。
スミスに一打でサヨナラ勝ちを収めたドジャースだが、八回にタナー・スコットがコービン・キャロルに29号同点3ランを浴びるまでは、安定した戦いぶりで勝利に突き進んでいた。先発の山本由伸が好投し、ほかの選手たちも過去2試合と比べて安定したプレーを見せていた。
山本は自己最多タイの10三振を記録。今季3度目の2ケタ三振を奪った一方、四球を1つも与えず、7回4安打1失点と素晴らしいピッチングを見せた。打線は初回にフレディ・フリーマンのタイムリー二塁打などで2点を先制。四回にミゲル・ロハス、五回にはアンディ・パヘスがタイムリーを放ち、4-1とリードした。
八回にスコットが同点3ランを浴びたものの、代打スミスの一打で劇的なサヨナラ勝ち。パドレスがツインズに敗れたため、首位ドジャースと2位パドレスのゲーム差は再び「2」に広がった。
なお、ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場して4打数1安打。2試合ぶりのヒットを放ち、今季の打撃成績は打率.276、出塁率.386、OPS.986となっている。