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パドレスがツインズに負け越し シルト監督は9月以降の戦いに自信

2025.9.1 14:32 Monday

【ツインズ7-2パドレス】ミネアポリス/ターゲットフィールド、8月31日(日本時間9月1日)

 パドレスのマイク・シルト監督は2025年レギュラーシーズン最後の1カ月のスケジュールについて尋ねられ、「ホームに勝る場所はない」と語った。パドレスは敵地でのツインズ3連戦の最終戦に2-7で敗れ、2カード連続の負け越し。15~17日にスイープされたドジャース3連戦も含めると、敵地では3カード連続の負け越しとなった。

 パドレスが本拠地ペトコパークでの戦いを熱望するのも無理はない。今季は敵地での33勝39敗に対し、ホームでは43勝22敗の好成績を残している。ホームでの22敗はメジャー最少であり、ホームゲームが多い9月のスケジュールは、パドレスにとってポジティブな要素だ。

 シルト監督は「素晴らしいファンがいて、最高の雰囲気がある。ホームでは快適にプレーできるし、エネルギーも感じられるし、だからこそいいパフォーマンスができるんだ。ホームに戻るのが楽しみだよ」と語った。

 オールスターブレイク以降、パドレスはペトコパークで12勝4敗の好成績を残し、全5カードで勝ち越している。シアトルとミネソタでの敵地6試合を2勝4敗で終えたパドレスだが、残り25試合のうち16試合はホームゲームだ。ナショナル・リーグ西地区の優勝争いでドジャースに追いつくチャンスがあるという期待を抱かせるには、これ以上ないほどの理由と言えるだろう。

 9月1日(同2日)からホームでオリオールズ3連戦がスタート。敵地で地区最下位のロッキーズと3試合を戦ったあと、ペトコパークに戻り、レッズ3連戦とロッキーズ4連戦が組まれている。つまり、今後13試合のうち10試合がホームゲーム。しかも、ポストシーズン争いに残っているのはレッズだけだ。

 昨季、パドレスは9月中旬の10試合で9勝を挙げる快進撃を見せ、ポストシーズン進出を確実なものとした。今季も同様のチャンスがあると言えるだろう。昨季の経験を踏まえ、選手たちがプレッシャーに慣れていることもプラス要素となる。

 ツインズ3連戦で11打数7安打2打点の活躍を見せたギャビン・シーツは「僕たちの打線をよく見てほしい」と言う。「全員がポストシーズンの経験を持っていると思う。9月の戦いを迎えるにあたり、それは本当に大きなボーナスだ。10月の戦いを迎えるために何が必要か、そして10月の戦いを勝ち進むために何が必要か、誰もが理解しているんだ。経験豊富なベテランが揃っている。みんな準備万端だし、9月の戦いを楽しみにしているよ」とシーズン最終盤の戦いに自信を見せた。

 シルト監督も今季のチームについて、昨年9月のような快進撃を見せる可能性があると自信を示している。

「今季も似たような時期があった。今季ここまでの戦いぶりを見れば、そういう快進撃が何度もあって、本当に安定した戦いをしてきたことがわかる。われわれは優れたチームであり、ハングリー精神があり、それぞれの役割もしっかり理解している。9月に支配的な戦いができることが楽しみだよ」と指揮官は語った。

 1カ月の大半をペトコパークで戦うことができるのは大きなアドバンテージだが、パドレスのベテラン選手たちは敵地でもしっかり勝利を収められる方法を見つけたいと考えている。

 シーツは「ホームの熱狂は素晴らしい。でも、敵地でもそれに匹敵するような方法を見つけないといけない。4万8000人の大観衆の前でプレーする準備をするのは簡単だ。僕たちはそれに慣れているからね。敵地でも同じような戦いができるようにしないといけない。その方法を見つけたいと思っているし、きっと上手くいくはずだ」と苦手のロードゲーム克服に向け、意気込みを語った。

 ドジャースが勝利したため、首位ドジャースと2位パドレスのゲーム差は再び「2」に拡大。なお、パドレスの松井裕樹は六回から5番手として登板し、2回2安打1失点、3三振、1四球の内容で、今季の防御率は4.45となった。


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