メッツの新人マクリーンがデビューから4連勝 防御率1.37の快投
2025.9.3 13:21 Wednesday
【タイガース5-12メッツ】デトロイト/コメリカパーク、9月2日(日本時間3日)
メッツの新人右腕ノーラン・マクリーン(4勝0敗)は立ち上がりの乱調を乗り越え、6回2失点7三振と好投。球団史上初、MLBでも2014年以来初のデビュー戦から4連勝を飾り、メッツを大勝に導いた。
マクリーンはデビューからの3試合で20回1/3を投げ、わずか2失点と好投していた。この日は初回に2失点を喫したが、快進撃が終わることはなかった。
初回の乱調から立ち直ると、三回から六回まで続けて三者凡退。五回には3者連続三振を記録した。終わってみれば6回2失点、7三振、3安打、2四球の好投で、防御率は1.37の高水準を維持している。
打線も新人を援護。初回にピート・アロンソの32号ソロで先制したあとに逆転を許したが、四回に5得点を奪って再びリードした。さらに七回にはフアン・ソトが37号、アロンソが33号を連続で放ち、6得点のビッグイニング。試合を通して12得点の猛攻で、マクリーンに4勝目をプレゼントした。
「オプタスタッツ」によれば、マクリーンはキャリア最初の4先発で4勝0敗、防御率1.50以下、25三振以上を記録した史上2人目の投手となった(防御率が公式記録となった1913年以降)。この記録を達成した選手は他に、1981年のドジャースでプレーし、新人王とサイ・ヤング賞をダブル受賞したフェルナンド・バレンズエラしかいない。
新人の好投についてカルロス・メンドーサ監督は「またしても印象的な登板だった。これがピッチングというものだ。調整を行って5、6イニングを投げ抜く方法を見つけなければならないこと理解している」と、地元メディアのインタビューに対して称賛した。
マクリーンは「早い段階でスイーパーとカーブの感覚に自信を失った。ストライクを投げられていなかった。一度リズムをつかんだら、もう一度試してみようと思い、試合の後半でそれがうまくいった」と語り、試合中にピッチングを立て直す冷静さを発揮した。