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22歳カミネロが40本塁打100打点に到達 レイズを5連勝に導く

2025.9.3 14:15 Wednesday

【レイズ6-5マリナーズ】タンパ/スタインブレナーフィールド、9月2日(日本時間3日)

 ジュニア・カミネロは、今春のスプリングトレーニングで「シーズン30本塁打」の目標を掲げていた。レイズの球団史でわずか18度しか達成されていない30本塁打を、22歳の選手が目標とするのは挑戦的だ。しかし、結局のところカミネロはもっと高い目標を掲げるべきだった。

 2日のマリナーズ戦でカミネロは今季40本目の本塁打を放った。さらにそれだけでなく、3安打4打点を記録してシーズン100打点にも到達。カミネロの活躍に導かれ、レイズは5連勝で勝率5割に復帰し、さらにワイルドカード3位のマリナーズに3.5ゲーム差に迫った。

 レイズはマリナーズ先発のブライアン・ウーを立ち上がりから攻め、初回にカミネロのタイムリーと内野ゴロの間に2点を先制。四回には先発ドリュー・ラスムッセンが3本塁打を浴びて逆転されたが、六回にカミネロが40号ソロでまず同点、そしてその後のチャンスで犠牲フライが飛び出して逆転に成功した。

 反撃に遭いながらも、カミネロが七回に2点勝ち越しタイムリー二塁打を放ち、レイズはマリナーズを突き放した。6-5の接戦を制すには、全7安打中3安打を放ち、4打点を叩き出したカミネロの活躍が欠かせなかった。

 「エリアス・スポーツ・ビューロー」によると、カミネロはメジャーリーグの歴史上、シーズン40本以上のホームランを打った選手としては4番目に若い。この記録を上回るのは、1929年のメル・オット(シーズン最終日時点で20歳218日)、2019年のロナルド・アクーニャ・ジュニア(21歳285日)、1953年のエディ・マシューズ(21歳349日)だ。シーズン最終日には、カミネロは22歳85日になる。

 そして2007年のカルロス・ペーニャが作ったレイズのシーズン本塁打記録の更新にも期待がかかる。記録となる46本塁打まで、残り24試合で6本塁打に迫っている。

 一方のマリナーズはカミネロの打棒に泣き、痛恨の敗北を喫した。MVP候補のカル・ローリーは四回に51号ソロを放ったが、同点出迎えた七回2死満塁のチャンスでは三振に倒れた。マリナーズは直近19試合で13敗を喫するなど絶不調に陥っている。ワイルドカード2位のレッドソックスとの差は4.5ゲームに広がり、同4位レンジャーズとは1.5ゲーム差、同5位のロイヤルズとは2.5ゲーム差、同6位のレイズとは3.5ゲーム差、同7位のガーディアンズとは4ゲーム差と、ポストシーズン進出圏外のチームとの差が縮んでいる。


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