佐々木朗希が4度目のリハビリ登板 球速低下し4失点と苦戦
2025.9.3 15:33 Wednesday
ドジャースは、佐々木朗希がロースターの選択肢の一つとして回復することを期待していた。しかし、3Aオクラホマシティで迎えた4度目のリハビリ登板は厳しい結果となった。
佐々木は2本塁打を浴び、5回4失点と苦戦。最後は対戦した12打者中11打者を連続で打ち取るなど調子を上げたが、初回の2本塁打が痛手となった。
この日の結果と、ドジャースがMLBレベルで彼をすぐに必要としていないことを考慮すると、佐々木は少なくともあと1回は3Aオクラホマシティに残る可能性が高いと思われる。デーブ・ロバーツ監督は試合前に「MLBの投手たちはいい投球をしている。この試合の後、それが朗希にとって何を意味するのかは分からない。とにかくこの試合を乗り切ってから。いい投球をして、体調を整えてから判断する」と語っており、復帰を焦らせない方針を示した。
この日の佐々木は、3安打2四球で4失点、2三振を記録した。69球の内、ストライクは42球だった。最後の4イニングは好投したものの、依然としていくつかの課題を抱えていた。佐々木は初回、制球に苦しみ、四球1つと死球1つを許した。直球で5つの空振りを奪い、これはリハビリ中の1試合で最多の記録だ。しかし、球速は落ちていた。佐々木は過去2回のリハビリ登板ではフォーシームの球速が約96マイル(約154キロ)だったが、この日は平均94.4マイル(約151キロ)にまで落ち込んだ。最高球速も96.9マイル(約156キロ)にとどまった。
リハビリ登板は通常、結果よりも感覚を取り戻すことに重点が置かれる。しかし、ドジャースは佐々木に良いパフォーマンスを見せてほしいと考えている。目標は、右腕を万全の状態にすること、そしてチームが佐々木に欠けていると感じていた自分の球種への信頼を取り戻すことだ。
ロバーツ監督は「球速が安定している必要がある。ストライクの投げ方も安定している必要がある。とにかく、全体的なコントロールが必要だ。メジャーリーグと3Aでは確かに重点が違う。それは全く当然だ。しかし、彼が今いる場所で、3Aで圧倒的な投球を見せ、打者を打ち負かすことは、我々が期待すべきことだと私は思う」と語った。