メイソン・ミラーが全球スライダーでイマキュレートイニングを達成
2025.9.4 08:44 Thursday
【パドレス5-7オリオールズ】サンディエゴ/ペトコパーク、9月3日(日本時間4日)
トレード期限日の大型トレードでメイソン・ミラーを獲得したとき、パドレスが思い描いていたのは、おそらくこのような支配的なピッチングだったのだろう。
本拠地でのオリオールズ3連戦の最終戦、パドレスは5-7で敗れ、痛恨のスイープ負けを喫したが、八回に登板したミラーは球団史上2人目となるイマキュレートイニング(=3者連続3球三振)を達成。9球連続でスライダーを投じ、ジェレマイア・ジャクソン、ライアン・マウントキャッスル、エマニュエル・リベラをいずれも空振り三振に仕留めた。
パドレスの投手がイマキュレートイニングを達成するのは、ブライアン・ローレンスに続いてミラーが2人目。偶然にも、ローレンスもオリオールズ戦で達成しており、2002年6月12日にブルック・フォーダイス、ジェリー・ヘアストン、メルビン・モーラから3者連続3球三振を奪った。
ミラーは4人の若手有望株とのトレードでJP・シアーズとともにアスレチックスから移籍。それ以来、まさに期待通りの活躍を見せており、12イニングを投げて防御率1.50、22三振をマークしている。対戦した44人の打者から22三振を奪っているため、三振率は驚異の50%に達する。
その支配力をさらに高め、快挙を達成。ジャクソンに対する初球は見逃しのストライクだったが、それ以降の8球はすべて空振りを奪い、イマキュレートイニングの達成者としてメジャーリーグの歴史に名を刻んだ。