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ウィットJr.の決勝弾でロイヤルズが逆転勝利 WC圏内に2ゲーム差

2025.9.5 14:32 Friday

【ロイヤルズ4-3エンゼルス】カンザスシティ/カウフマンスタジアム、9月4日(日本時間5日)

 ロイヤルズは初回に3点を奪われながら、4本のソロ本塁打を積み重ねてエンゼルスに逆転勝利。ワイルドカード獲得に向けてこれ以上負けられない中、同点弾のサルバドール・ペレスと勝ち越し弾のボビー・ウィットJr.の2人のフランチャイズプレイヤーが大仕事を果たした。2連敗で迎えたエンゼルスとの3連戦の最終戦に勝利し、スイープ(3連敗)を回避した。

 ロイヤルズの先発は新人ながら好投を続けるノア・キャメロン。キャメロンは初回、2死から走者を許し、ルイス・レンヒーフォに3ランを浴びた。

 一方のロイヤルズ打線も本塁打で応戦し、二回にアダム・フレイジャー、四回にビニー・パスカンティーノがそれぞれソロ本塁打を放ち、2-3と1点差に迫った。

 先発キャメロンは走者を度々背負いながら、3本の併殺打を打たせてピンチを切り抜けた。この日は自己ワーストタイの5四球を与えたが、失点は初回のみに抑え、5回3失点と試合を作った。今季は20先発を投げ、防御率3.03と安定感を示しており、新人王投票のファイナリスト入りもあり得る。

 1点差で迎えた七回、エンゼルスの2番手ホセ・フェルミンからペレスが24号同点ソロ。ペレスはこの本塁打で通算297号に到達した。今季中の通算300本塁打到達の可能性は高く、達成すれば史上165人目、現役選手の中では13人目、捕手としては8人目、ロイヤルズの選手としては2人目の快挙となる。

 そして同点で迎えた八回、もう一人のチームの顔であるウィットJr.が21号勝ち越しソロ。4-3と勝ち越したロイヤルズは、守護神カルロス・エステベスを投入してエンゼルスを下した。

 ワイルドカード3位のマリナーズ、同4位のレンジャーズが休養日だったため、ロイヤルズは上位との差を2ゲームに詰めた。さらにロイヤルズの後ろには破竹の7連勝で勝率を並べたレイズが迫っている。混沌とするポストシーズン争いを勝ち抜くためにも、この日の逆転勝利はより一層価値のある勝利だった。


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