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パドレスが打者天国でまさかの完封負け 痛恨の5連敗

2025.9.6 14:44 Saturday

【ロッキーズ3-0パドレス】デンバー/クアーズフィールド、9月5日(日本時間6日)

 3カード連続で負け越し中のパドレスは、この日から西地区最下位のロッキーズと3連戦。その初戦はロッキーズ先発のカイル・フリーランドに8回無失点10三振と抑え込まれ、0-3で敗れた。西地区首位のドジャースも不振に喘ぐ中、パドレスも急ブレーキがかかり、首位との差は2ゲームから縮まっていない。

 パドレスの目下の課題は先発投手陣で、直近9試合で防御率7.52。しかし、この日は打者天国と呼ばれるクアーズフィールドで先発のニック・ピベッタが好投し、6回2失点と試合を作った。

 問題は打線だった。パドレス打線はロッキーズ先発のフリーランドに対し、五回にラモン・ローレアーノの二塁打、八回にホセ・イグレシアスの単打、九回にフェルナンド・タティスJr.の単打が飛び出しただけで、3安打に抑え込まれた。

 フリーランドは前回登板の2日のジャイアンツ戦で初回無死一塁から先制2ランを打たれ、その本塁打のセレブレーションについて打者ラファエル・デバースと口論になり、1死も奪えないまま退場処分に。しかし、この日は見違えるような投球で、8回無失点、2安打、10三振、無四球。8回以上を無失点に抑えるのは実に2017年以来、2桁三振も2021年以来と、3連続で防御率5点台の左腕にとって久々の快投となった。

 パドレスは痛恨の5連敗を喫した。しかし、地区優勝を争うドジャースも4連敗、直近3カードで負け越しており、ゲーム差は変わっていない。シーズン残り1カ月、不振脱出の糸口を早く見つけるのはどちらのチームになるだろうか。


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