English Español 韓国語

バーランダーが奪三振数歴代8位に浮上 チームは42歳の好投生かせず敗北

2025.9.7 14:56 Sunday

【カージナルス3×-2ジャイアンツ】セントルイス/ブッシュスタジアム、9月6日(日本時間7日)

 42歳のジャスティン・バーランダーがカージナルス戦で6回無失点6三振と好投。ジャイアンツのレジェント投手であるゲイロード・ペリーを抜き、歴代8位に浮上する通算3535三振を記録した。ただ、2-0とリードしていたジャイアンツは、最終回に3失点して逆転サヨナラ負け。連勝が5でストップした。

 六回、そこまで無失点の好投を続けていたバーランダーは先頭のイバン・ヘレーラから見逃し三振を奪い、奪三振数歴代8位のゲイロード・ペリー(通算3534三振)に並んだ。さらに続くノーラン・ゴーマンからこの日3度目の三振を奪い、ペリーの記録を更新。そして3死目も通算3536個目の三振で奪い、6回無失点の好投を締めくくった。

 バーランダーはこれで歴代奪三振数ランキングの8位に浮上。そして7位のドン・サットンまでの差はわずか39個だ。メルビン監督は「記録更新は続くだろう。彼より上位の選手はそう多く残っていないからね。本当に信じられない。キャリアのこの晩年でこれほど好投できるなんて、彼には脱帽だ」と、大ベテラン右腕の好投を称えた。

 一方のバーランダーは「すごく興奮しているよ。素晴らしいね。うん、最高だよ。すごく嬉しいよ」と語ったが、チームのサヨナラ負けに苛立ちを隠せない様子だった。ジャイアンツは2点リードで迎えた九回、守護神ライアン・ウォーカーが1死も奪えず3失点を喫してサヨナラ負け。目前に迫っていた6連勝を逃した。

 しかし、ベテランのバーランダーは既に前を向いている。「つい最近まで、僕らは完全に落ち込んでいた。今は希望がある。希望にはプレッシャーが伴うが、僕らは良いパフォーマンスを発揮しなければならない。これまでやってきたことを続けるだけさ。特別なことは何もする必要はない」


spotvnow