エンゼルス・菊池が2回7失点で11敗目 通算1000三振の節目に到達も
2025.9.7 15:01 Sunday
【エンゼルス4-17アスレチックス】アナハイム/エンゼルスタジアム、9月6日(日本時間7日)
エンゼルスの菊地雄星(34)がアスレチックス戦に先発。2回7失点と苦しみ、今季11敗目を喫した。エンゼルスは21安打17得点の猛攻を浴び、アスレチックスに17-4の大差で敗れた。
菊池は初回、先頭打者から三振を奪い、キャリア通算1000三振に到達。幸先良いスタートを切ったが、2死から2四球と単打で満塁のピンチを招いた。続くタイラー・ソダーストロムが放った鋭いライナーをレフトのテイラー・ウォードがバンザイして後逸し、これが走者一掃の二塁打となる。
いきなり3点のビハインドを背負った菊池は、二回も5球であっさりと2死までこぎ着けた。しかし、シェイ・ランゲリアーズとブレント・ルーカーに連続二塁打を打たれて4点目を失い、四球を挟んで4番コルビー・トーマスに5号3ランを献上。前回の8月の対戦でも本塁打を打たれている新人に痛恨の一発を浴び、菊池は二回限りで降板した。
2回7失点、6安打、1本塁打、3四球、1三振と苦しみ、防御率は3点台から4.18に悪化した。オールスターに選出された前半戦から一転、後半戦は10先発で防御率6.66と不振に陥っている。
エンゼルスはその後も追加点を許し、八回開始時点で1-9と大差を付けられ、野手のスコット・キンガリーをマウンドに。キンガリーは2回で12安打8得点の猛打を浴びながら、試合を終わらせた。
一方、勝利したアスレチックスは今季最多の21安打17得点で大勝。4位エンゼルスに0.5ゲーム差に迫り、最下位脱出に近づいた。新人王候補のニック・カーツは29号ソロを放ち、アスレチックスではマーク・マグワイア(1987年)とホセ・カンセコ(1986年)以来、新人での30本塁打に王手をかけた。