カブス九回に悪夢 5失点で逆転負け、守護神が負傷 鈴木は1安打
2025.9.8 07:51 Monday
【カブス3-6ナショナルズ】シカゴ/リグレーフィールド、9月7日(日本時間8日)
カブスは3-1とリードして迎えた九回、守護神ダニエル・パレンシアが1死も奪えず5失点。3-6で逆転負けを喫した上、パレンシアは右肩の負傷を訴えてイニング途中で退いた。この日の敗戦で東地区最下位のナショナルズとの3連戦に負け越し、さらにクローザーが負傷し、カブスにとって悪夢の週末となった。また、鈴木誠也はタイムリーを含む5打数1安打を記録した。
1-1の同点で迎えた五回2死一、二塁で、カブスは鈴木がレフト前にタイムリー。高めのフォーシームを捉え、勝ち越し点を叩き出した。
投手陣も奮闘し、オープナーの後を引き継いだコリン・レイが5回1/3を1失点と好投。さらにカーソン・ケリーがこの日2本目の本塁打を放ち、カブスは3-1にリードを広げた。
そして2点リードの最終回を今季22セーブのパレンシアに託した。パレンシアは先頭のロバート・ハッセル3世に3号ソロを被弾。なおも四球と単打でピンチを招き、代打ジョシュ・ベルに逆転3ランを浴びた。続くディレン・ライルにも三塁打を浴び、アンドレス・シャパロへの初球を投じたところで右肩を痛めた。
パレンシアの降板後に三塁走者が生還し、ナショナルズはさらにリードを拡大。そのまま6-3で逆転勝利を飾った。カブスはポストシーズン争いから脱落したナショナルズに対し、1勝2敗で3連戦に負け越し。依然ワイルドカード1位を維持し、同4位に対して5ゲーム、同2位のパドレスに対して3ゲームのリードを保っている。
クレイグ・カウンセル監督はパレンシアの負傷について、肩の後方部分の捻挫とコメント。25歳のパレンシアは豪速球を武器に今季からクローザーに定着。この日5失点を喫するまで、51登板で防御率2.12と抜群の安定感を発揮していた。ポストシーズンの戦いを見据えるカブスにとって、クローザーの離脱は大きな痛手となる。
また、鈴木は「3番・ライト」でスタメン出場し、5打数1安打1打点を記録。直近7試合で打率.179と振るわないが、ナショナルズとの3連戦では毎試合安打を放った。