不調のマリナーズが猛打炸裂で2連勝 ローリーの53号含む5本塁打
2025.9.8 08:30 Monday
【ブレーブス2-18マリナーズ】アトランタ/トゥルーイストパーク、9月7日(日本時間8日)
マリナーズが今季最大の圧勝を飾った。カル・ローリーの53号を含む5本塁打、20安打、18得点の猛攻でブレーブスを粉砕。敗れた西地区首位のアストロズに2.5ゲーム差に迫り、ワイルドカード3位を維持した。
前日も2桁得点で快勝したマリナーズは、球団史上2度目となる2試合連続5本塁打以上を記録した。直近7試合で1勝6敗と苦戦し、ワイルドカード争いでは4位以下のチームに詰め寄られていたが、その停滞を拭い去る猛打を発揮。ローリーは「『もういいや。今年ずっとやってきたようにプレーするんだ』と思うようにした。そういう精神を身につける必要がある」と、開き直ってスランプを脱したことを明かした。
一挙8点を奪った三回の猛攻を、3点タイムリー二塁打で口火を切ったのはフリオ・ロドリゲスだった。ロドリゲスは前日の試合でも決勝弾を含む2本塁打をマークし、苦境に陥っていたチームを救った。ローリーは「フリオは今、本当に素晴らしいプレーをしている。一番すごいのは、数日前の試合で、私たちみんなと同じように厳しい試合を経験したのに、彼はそれに動じなかったことだ。何も変えようとしなかった。ただ、後半戦でやってきたことをやり続け、プロセスに忠実だった」と語り、24歳の強心臓ぷりを称えた。
マルチ本塁打を放ったエウヘニオ・スアレスは「良い結果が出たとき、それは良いことをしているからだ。だからこそ一生懸命練習するし、結果を出すために準備をする。結果を追いかけるのとは違う。僕たちは結果を追い求めているわけではない。そこに行ってベストを尽くせば、いつかは結果がついてくる」と、不調を乗り越えたメンタリティーについて語った。
投げては先発のルイス・カスティーヨ(9勝8敗)が6回1失点と好投。四回にはマット・オルソンの打球初速100.2マイルの打球を右手に受けたが、試合にとどまり続けて勝利投手となった。