新人の逆転弾でガーディアンズが勝利 プレーオフ争いに前進
2025.9.12 15:43 Friday
【ガーディアンズ3-2ロイヤルズ】クリーブランド/プログレッシブフィールド、9月11日(日本時間12日)
新人C・J・ケイフスの逆転2ランによって、ガーディアンズがロイヤルズに逆転勝利。ア・リーグ中地区2位のガーディアンズと3位のロイヤルズによる4連戦は、ガーディアンズが3勝1敗で勝ち越した。
初回、ビニー・パスカンティーノが30号2ランを放ち、ロイヤルズが2-0で先制。ガーディアンズ先発のギャビン・ウィリアムズは被弾後は立ち直り、6回2失点とクオリティースタートを記録した。
一方、ロイヤルズ先発のスティーブン・コレックはそれを上回る好投。6回2/3をわずか3安打、4三振、1四球、1失点に抑えた。しかし、2番手ジョン・シュライバーが誤算。八回に無死一塁からケイフスに3号2ランを浴び、2-3と逆転された。
殊勲の決勝弾を放ったケイフスは、メジャー1年目の23歳。「この世であんな気持ちは他にない。本当に、おそらく人生で一番素晴らしい瞬間だった」と感動しきりだった。
勝利したガーディアンズは、ロイヤルズとの4連戦に3勝して勝ち越し。直近5シリーズではレイズ、マリナーズ、レッドソックス、ロイヤルズと、ワイルドカードを争う球団との対戦が続いたが、11勝6敗と好成績を収めている。ポストシーズン争いでも前進し、ワイルドカード3位のマリナーズとアストロズに対して3.5ゲーム差に迫った。
ガーディアンズのシーズンはジェットコースターのような展開だった。6月26日から7月6日まで10連敗し、その後7月7日から8月14日までの32試合で23勝9敗と善戦した。さらに8月15日から25日までは1勝9敗と低迷し、それ以降は11勝5敗と低迷している。ガーディアンズはポストシーズン進出を目指し、屈する気はない。スティーブン・ボート監督は、この日のような試合が今季の縮図ように感じられるかという質問にこう答えた。「毎日がシーズンの縮図のように感じる。一進一退の展開で、何が起こるか全く予測できない。それがこのチームの素晴らしさだと思う。私たちは決して諦めない」
一方のロイヤルズは敗れ、ワイルドカード3位との差が5ゲームに広がった。