オリオールズ・菅野智之 左足に打球直撃も6回4安打1失点の好投
2025.9.14 08:07 Sunday
【ブルージェイズ5-4オリオールズ】トロント/ロジャースセンター、9月13日(日本時間14日)
オリオールズの菅野智之は中5日で敵地でのブルージェイズ戦に先発。前回登板で右足首付近に打球を受け、四回途中で降板したため、その影響が心配されたものの、6回63球を投げて4安打1失点、4三振、無四球と素晴らしいピッチングを披露した。試合はオリオールズがリードを守れず、4-5で逆転サヨナラ負け。菅野の防御率は4.39となっている。
2点を先制してもらった菅野は、初回にブラディミール・ゲレーロJr.の痛烈な打球が左足に直撃するアクシデント。しかし、二回はアディソン・バージャーとデービス・シュナイダーを見逃し三振、ドールトン・バーショを空振り三振に仕留め、3者連続三振という見事なピッチングを見せた。
三回は1死からヒットを許したが、アンドレス・ヒメネスをセカンドゴロ併殺打に打ち取って無失点。続く四回はブルージェイズの上位打線を内野ゴロ3つで三者凡退に抑えた。
五回先頭のバージャーに20号ソロを浴び、この試合初めての失点を喫したが、続く1死二塁の場面では落ち着いたピッチングを見せ、外野フライ2つでピンチを脱出。六回は1死からヒットを許したものの、ネイサン・ルーカスをショートゴロ併殺打に仕留め、わずか63球で6イニングを投げ抜いた。
1点リードという状況だったため、トニー・マンソリーノ監督代行は試合に勝つために菅野の交代を決断。「ゲレーロJr.から始まる打順だったから、試合に勝つために代えた。打順も3巡目に入っていたし、試合に勝ち、カード勝ち越しの可能性を残すことが重要だった」と説明した。
しかし、ブルペン陣が指揮官の期待に応えられず、4-2と2点リードで迎えた九回に3点を奪われて逆転サヨナラ負け。打球直撃のアクシデントがありながらも好投した菅野だったが、11勝目を挙げることはできなかった。