ソトが「40-30」達成もメッツ逆転負け 8連敗で自力PSが消滅
2025.9.14 09:26 Sunday
【メッツ2-3レンジャーズ】ニューヨーク/シティフィールド、9月13日(日本時間14日)
メッツは今季初めて、ポストシーズン進出の運命を自らコントロールできなくなった。つまり、自力でのポストシーズン進出が消滅した。
メッツが陥っている負のスパイラルは、まだ底に達していないようだ。レンジャーズ3連戦の2戦目、メッツは守護神エドウィン・ディアスが九回に勝ち越しタイムリーを浴び、2-3で逆転負け。試合終了時点でジャイアンツにわずかな勝率差で抜かれ、ワイルドカード争いの4位に転落した。5位レッズとのゲーム差も試合終了時点で1に縮まっている。
新人ブランドン・スプロートはわずか70球で6イニングを投げ抜き、6安打無失点、3三振、無四球と見事なピッチングを披露。カルロス・メンドーサ監督は球数が少なかったスプロートを降板させ、最後の9アウトをブルペン陣に任せることを選択した。
ところが、ブルペン陣がリードを守れなかった。七回は2番手のブルックス・レイリーが無失点に抑えたものの、八回に3番手のタイラー・ロジャースが無死二、三塁からジョク・ピーダーソンに犠牲フライを許し、1点差に。2死二塁の場面で守護神ディアスがマウンドに上がったが、暴投と四球で一、三塁となり、代打ラウディ・テレズに同点タイムリーを浴びた。
さらにディアスは九回にも1死二塁のピンチを招き、ジョシュ・スミスは見逃し三振に仕留めたものの、ワイアット・ラングフォードにタイムリーを浴びて勝ち越し点を献上。その裏、2死一、三塁の同点機でブランドン・ニモが空振り三振に倒れ、今季ワーストの8連敗となった。
メッツの唯一のハイライトは、七回に飛び出したフアン・ソトの40号ソロ。ソトはすでに今季32盗塁を決めており、史上14人目となるシーズン40本塁打&30盗塁を達成した。