ロイヤルズのサルバドール・ペレスが300本塁打と1000打点を同時に達成
2025.9.14 11:25 Sunday
【フィリーズ8-6ロイヤルズ】フィラデルフィア/シチズンズバンクパーク、9月13日(日本時間14日)
敵地でのフィリーズ3連戦の2戦目、ロイヤルズのサルバドール・ペレスは初回に26号2ランを放ち、2つのマイルストーン達成に近づいた。そして、次の打席で放った27号ソロでその両方を同時に達成した。
チームは6-8で逆転負けを喫したものの、ペレスは三回に放った一発で通算300本塁打を達成。また、同時に通算1000打点のマイルストーンにも到達した。
主に捕手を務めた選手(出場試合数の75%以上)が通算300本塁打を達成するのは、ペレスが史上8人目。マイク・ピアッツァ、ジョニー・ベンチ、カールトン・フィスク、ヨギ・ベラ、ゲーリー・カーター、イバン・ロドリゲスの6人はアメリカ野球殿堂入りを果たしており、ほかには8度のオールスター出場を誇るランス・パリッシュも達成している。
初回の26号2ランは、フィリーズ先発のタイワン・ウォーカーが投じたカットボールを左中間に運んだ。次の打席では真ん中に入ったスプリットをとらえ、再び左中間への一発。ペレスにとって今季26号と27号のアーチは、通算299本目と300本目のホームランとなった。
通算300本塁打達成は現役選手では13人目。また、通算1000打点は同10人目である。今季はブライス・ハーパー(フィリーズ)とマイク・トラウト(エンゼルス)が通算1000打点のマイルストーンに到達しており、ペレスは今季3人目の達成者となった。
ロイヤルズの球団記録はジョージ・ブレットの通算317本塁打であり、ペレスはあと17本に迫っている。ロイヤルズの歴史上、300本塁打どころか、200本塁打を記録した選手もこの2人しかいない。
さらに、通算1000打点は球団史上3人目の快挙。球団2位のハル・マクレー(1012打点)まであと12打点に迫っており、球団記録はブレットの1596打点となっている。