レッズがアスレチックスに痛恨の3連敗 WC争いで後退
2025.9.15 08:29 Monday
【アスレチックス8-3レッズ】ウエストサクラメント/サターヘルスパーク、9月14日(日本時間15日)
レッズは8月末のドジャースとの3連戦まで、シーズンを通してスイープされてこなかった。ナ・リーグのワイルドカードを争うレッズに今季2度目のスイープをお見舞いしたのが、ア・リーグ西地区4位に沈むアスレチックスとは夢にも思わなかったことだろう。レッズは74勝75敗と借金生活に転落し、ポストシーズン圏内への差は2.5ゲームに広がった。
新進気鋭のアスレチックス打線に対し、レッズは過去2試合で6本塁打を浴び、一発攻勢に苦しんだ。スイープ(3連敗)を回避すべく臨んだ3戦目も、またしても投手陣が捕まり、逆転負けを喫した。
レッズは初回にノエルビ・マルテ、二回にウィル・ベンソンが本塁打を放って3点を先取。しかし四回、無死三塁の好機を相手の好守に阻まれて無得点に終わると、アスレチックスに流れを与えてしまった。
四回、アスレチックスはジェイコブ・ウィルソンとコルビー・トーマスがソロ本塁打を放って1点差に。さらに五回にはニック・カーツが連日の32号2ランを放って逆転。レッズ先発のニック・ロドロに対して、3人の新人が本塁打を浴びせ、4-3と逆転に成功した。
アスレチックスはその後もブレント・ルーカーの29号2ランなどで追加点。後半戦リーグトップの防御率3.10をマークしているブルペン陣がリードを守り抜き、7-4でレッズを破った。
レッズが逆転負けを喫するのは、これはMLBで5番目に多い39度目。8月20日以降では10度の逆転負けを数え、その期間は7勝15敗と大きく負け越している。
この日の敗戦はレッズのプレーオフ進出の望みに大きな打撃を与えた。メッツ(77勝73敗)はレンジャーズに勝利して、連敗を8で止め、ワイルドカード最後の1枠を争うレッズ(74勝75敗)とのゲーム差を2.5広げた。レッズの低迷により、メッツとレッズの間に2チームが割って入ってきた。ワイルドカード4位につけるジャイアンツ(75勝74敗)に加え、ダイヤモンドバックス(75勝75敗)もツインズに勝利して上位に浮上してきた。