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先発タイオンの好投でカブス完封勝ち 鈴木誠也は4試合連続の欠場

2025.9.16 11:37 Tuesday

【パイレーツ0-4カブス】ピッツバーグ/PNCパーク、9月15日(日本時間16日)

 敵地でのパイレーツ3連戦の試合前、カブスのクレイグ・カウンセル監督はオールスター外野手のカイル・タッカーがまだ負傷者リストから復帰できない状況であることを示唆した。これにより、カブスはタッカーの穴を埋めながら戦わなければならない試合が続くことが明らかになった。

 28歳のタッカーは、9月2日のブレーブス戦で左ふくらはぎを痛めた影響により欠場が続いている。その数日後には負傷者リストに登録された。タッカーは問題なくバットを振り、ボールを投げることもできているが、走ることが常に最後のハードルとなっている。そして、そのハードルをまだクリアすることができていない。

 レギュラーシーズン最後の遠征はパイレーツ3連戦とレッズ4連戦。カブスはその初戦、タッカーと4試合連続の欠場となった鈴木誠也を欠きながらも打線が十分な攻撃力を発揮し、4-0で勝利した。奪ったのは4点だけだったが、9安打を放ち、二回を除くすべてのイニングで走者を出した。

 一塁手のマイケル・ブッシュは三回に28号ソロ。飛距離418フィート(約127メートル)の一発を放ち、パイレーツ先発のブラクストン・アッシュクラフトから先制点を奪った。その4球後、ニコ・ホーナーがヒットで出塁し、三塁まで進んだあとにアッシュクラフトの暴投で生還して2点目。四回にはダンズビー・スワンソンがタイムリー二塁打を放ち、3-0とリードを広げた。

 六回にはピート・クロウ=アームストロングが29号ソロ。これにより、クロウ=アームストロングはシーズン30本塁打&30盗塁の達成まであと1本塁打に迫った。カブスで「30-30」を達成したのは、過去にサミー・ソーサ(1993年と95年)だけである。

 打線の援護を受けた先発のジェイムソン・タイオンは、6イニングを無失点に抑えて10勝目をマーク。88球を投げて2安打、3三振、2四球と安定したピッチングを見せた。

 タッカーの負傷を懸念するのは当然であり、カブス打線はタッカーが7月以降に調子を落としてから得点力が大幅ダウン。タッカーの復帰時期は未定だが、ワイルドカード・シリーズは約2週間後に迫っている。


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