カブスのポストシーズン進出が目前に 新人ホートンは好投で11勝目
2025.9.17 10:40 Wednesday
【パイレーツ1-4カブス】ピッツバーグ/PNCパーク、9月16日(日本時間17日)
カブスの新人ケイド・ホートンが7月9日、前半戦の最終登板で5イニングを投げ切れずに降板したとき、どんなに楽観的な人でも、その後の大活躍を予想できなかっただろう。
当時、ホートンは防御率4.45を記録し、マイナーで大成功を収めたときのような制球力を再現するのに苦戦していた。しかし、それからわずか2カ月余りの間に24歳の右腕は大きく成長を遂げ、今やナショナル・リーグ新人王の有力候補に浮上している。
敵地でのパイレーツ3連戦の2戦目、カブスはホートンの好投もあり、4-1で勝利。ホートンは11先発連続で2失点以下に抑えている。
カブスは連勝を3に伸ばし、早ければ17日(同18日)にもポストシーズン進出が決定する。
ホートンは初回を投げ切るのに27球を要し、オニール・クルーズの右翼フェンス直撃のタイムリー三塁打を含む2安打を浴びた。しかし、二回はわずか9球で三者凡退に抑え、それ以降は完全に立ち直った。
最後の打者8人をいずれも打ち取り、ホートンは5回3安打1失点、6三振、1四球の好投。11勝目を挙げ、シーズン通算の防御率は2.66となった。
カブス打線は難敵ポール・スキーンズからマイケル・ブッシュが29号先頭打者アーチを放つなど、初回に2点を先制。二回にはイアン・ハップの犠牲フライで追加点を奪い、スキーンズを四回途中7安打3失点で降板に追い込んだ。
五回にはピート・クロウ=アームストロングの犠牲フライで1点を追加。六回以降は4人のリリーバーが各1イニングを無失点に抑え、5投手の継投でパイレーツ打線をわずか4安打1得点に封じた。
なお、カブスの鈴木誠也は5試合連続の欠場。クレイグ・カウンセル監督は鈴木が気管支炎を患っていることを明かしたが、体調は快方に向かっているようだ。