パドレス・マチャドが勝ち越し満塁弾 鉄壁のリリーフ陣で逃げ切り
2025.9.18 11:49 Thursday
【メッツ4-7パドレス】ニューヨーク/シティフィールド、9月17日(日本時間18日)
マニー・マチャドは自身が放った一打を楽しんでいた。おそらく、それが何を意味するのかを知っていたからだろう。
2-2の同点で迎えた五回、マチャドは1死満塁の場面で打席に入り、メッツ先発のデービッド・ピーターソンが投じた低めのカーブをジャストミート。現役最多の満塁本塁打数を誇る主砲は、勝利を大きく手繰り寄せる勝ち越しの26号グランドスラムを放った。
敵地シティフィールドの左中間スタンドに向かって打球が飛んでいくと、マチャドは身体を後ろに反らせながら、お決まりのポーズを1~2秒間キープした。主砲の一打にパドレスのダグアウトは大盛り上がり。メッツを相手に7-4で重要な勝利を収め、ポストシーズン進出はほぼ確実となった。
ニューヨークの肌寒い夜に行われた一戦は、そうした気候条件も含め、ポストシーズンのような雰囲気だった。また、パドレスの投手起用もポストシーズンさながらだった。
マチャドの通算14本目となる満塁本塁打が飛び出し、パドレスは6-2とリードを奪った。しかし、ナショナル・リーグの優勝候補の一角であるメッツもすぐさま反撃し、五回と七回に1点ずつを返して2点差に。マイク・シルト監督は積極的に自慢の強力ブルペンを投入し、エイドリアン・モレホンは4つ、メイソン・ミラーは5つのアウトを取った。
最終回をクローザーのロベルト・スアレスが締めくくり、試合終了時点でワイルドカード4位のダイヤモンドバックスとのゲーム差は6.5に拡大。パドレスは最短で20日(同21日)にポストシーズン進出が決定する。なお、パドレスの松井裕樹は登板機会がなかった。