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マリナーズ11連勝ならず アストロズに抜かれて地区2位に後退

2025.9.18 13:01 Thursday

【ロイヤルズ7-5マリナーズ】カンザスシティ/カウフマンスタジアム、9月17日(日本時間18日)

 10連勝中と絶好調のマリナーズは、敵地でのロイヤルズ3連戦の2戦目で主力打者の1人がまたしても見事な活躍を見せたものの、珍しくブルペンが崩れ、その活躍を勝利につなげることができなかった。

 エウヘニオ・スアレスはマリナーズの選手として初の1試合4安打を記録。二回に反撃の46号2ランを放つと、七回にはミッチ・ガーバーの犠牲フライで同点のホームを踏んだ。しかし、セットアッパーのマット・ブラッシュが八回にまさかの4失点。元マリナーズのアダム・フレイジャーに逆転の7号2ランを浴び、5-7で敗れた。

 ブラッシュの1試合4失点は今季ワースト。ここまで50試合に登板しているが、自責点2以上の登板はわずか2度目だ。しかし、ブラッシュの乱調により、マリナーズの連勝は10でストップした。

 アストロズがレンジャーズとの同地区対決3連戦をスイープしたため、マリナーズはアストロズに抜かれて地区2位に後退(0.5ゲーム差)。18日(同19日)にロイヤルズとの最終戦を戦ったあと、19日(同20日)からは敵地でのアストロズ3連戦がスタートし、地区優勝の行方を大きく左右する重要なカードとなりそうだ。

 先発のブライス・ミラーが初回にサルバドール・ペレスに先制の29号3ランを浴び、早々にビハインドを背負ったマリナーズだったが、二回にスアレスの46号2ランで反撃。ミラーは毎回のようにピンチを背負いながらも追加点を与えず、8安打3失点で5イニングを投げ抜いた。五回に左翼ランディ・アロザレーナが本塁への好返球で追加点を阻止するなど、ミラーは味方の好守にも助けられた。

 七回、マリナーズはスアレスの二塁打から1死三塁のチャンスを作り、ガーバーの犠牲フライで同点に。続く八回にはJ・P・クロフォードの11号ソロで勝ち越しに成功した。しかし、直後にブラッシュが4失点。九回にスアレスがこの試合4本目のヒットを放ち、2点差に詰め寄ったが、最後は一発が出れば同点の場面でクロフォードが凡退し、試合終了となった。

 なお、マリナーズとアストロズの直接対決の成績はここまで5勝5敗。19日(同20日)から始まる3連戦を制したチームが、同率で並んだ場合のタイブレーカーを獲得することになる。


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