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ガーディアンズが7連勝 首位タイガースを3タテ 逆転地区優勝の可能性も

2025.9.19 12:37 Friday

【タイガース1-3ガーディアンズ】デトロイト/コメリカパーク、9月18日(日本時間19日)

 ホセ・ラミレスの29号勝ち越し2ランでガーディアンズはタイガースを破り、7連勝をマーク。敵地で行われた首位タイガースとの3連戦に3連勝(スイープ)し、首位とのゲーム差を3.5に、ワイルドカードとのゲーム差を1.5に縮めた。

 2ヵ月前、ガーディアンズがこのような状況に陥っているのは想像もできない事態だった。 7月4日から6日にかけて地区首位のタイガースはガーディアンズをスイープ(3連勝)し、ゲーム差を13.5に広げていた。ガーディアンズはこの時点で10連敗を記録しており、さらに2日後にはゲーム差は15.5に開いていた。

 しかし、ガーディアンズは7月7日から8月14日まで23勝9敗の好成績を収めた。その後、8月15日から25日までは1勝9敗と低迷したが、それ以降は17勝5敗とV字回復でポストシーズン争いに踏みとどまっている。

 この日は先発のタナー・バイビーが6回1失点、8三振、4安打と好投。タイガース先発のタリック・スクーバル(6回1失点、9三振、7安打)と互角の投球だった。

 1-1のまま、試合はブルペン陣に委ねられた。七回、走者を1人置いてラミレスが29号2ランを放ち、ガーディアンズは勝ち越しに成功。ガーディアンズは2番手ティム・ヘリンがこのシリーズ3度目の無失点リリーフで七回を抑え、八回は2週間ぶりに登板のコルビー・アラードが無失点、最終回はセットアッパーのハンター・ガディスが締め、そのまま逃げ切った。

 チーム打率がMLB30位、チームOPSが同29位のガーディアンズの快進撃を支えているのは、昨季も強力だったブルペン陣だけではない。平均年齢およそ25.6歳の若いローテーションは、今月MLBトップの防御率2.26を記録し快進撃の原動力となっている。

 「(信念は)本当に大切なものだ。でも同時に、目標に近づくためには、やはり試合に勝たなければならない」とは好投したバイビー。ワイルドカードまで1.5ゲーム、地区首位まで3.5ゲームに差を詰め、23日(日本時間24日)からはタイガースと本拠地で3連戦が控えており、ガーディアンズには逆転地区優勝の可能性もまだ残されている。


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