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菊地雄星が六回途中2失点 降板の判断に不満漏れる

2025.9.19 15:41 Friday

【ブルワーズ5-2エンゼルス】ミルウォーキー/アメリカンファミリーフィールド、9月18日(日本時間19日)

 エンゼルスの菊地雄星(34)がブルワーズ戦に先発。六回途中2失点と試合を作ったが、勝ち星はつかず、チームはその後逆転負けを喫した。ブルワーズは先発のクイン・プリースターが六回途中2失点、10三振と好投し、強力ブルペン陣も無失点リレー。逆転劇を呼び込み、プリースターの登板試合における連勝を19に伸ばした。

 菊池は毎回のように走者を背負いながらも粘りの投球。2安打2四球を与えながら、3回を無失点に抑えた。

 しかし四回2死三塁からケイレブ・ダービンにタイムリー内野安打を浴び、先制点を献上。その後、チームが2-1と逆転し、五回はこの日初めて三者凡退に抑えたが、六回に再びピンチを招いた。1死から単打と四球で一、二塁とされたが、新人王候補のアイザック・コリンズをファールフライに抑えて2死に。球数はまだ92球だったが、タイムリーを放ったダービンを迎える場面で交代となった。

 しかし、その采配は裏目に出、2番手フェルミンからダービンは再びタイムリー。ブルワーズは2-2の同点に追いつき(菊池に2失点目が記録)、その後、七回にブルワーズが3点を勝ち越し。5-2とリードを奪い、そのままエンゼルスから逃げ切った。

 好投したプリースターには勝ち星こそつかなかったが、“不敗神話”は継続。登板試合では19連勝を挙げており、最長記録であるロジャー・クレメンスの20連勝(2001年、ヤンキース)まであと1試合に迫っている。

 菊池は5回2/3を2失点、3四球、2三振の内容だった。後半戦は不振に陥り、9月最初の2先発でも7回2/3を12失点と苦戦していたが、直近2先発では11回2/3を3失点と復調している。

 ただ、この日は六回のピンチを脱出する目前で降板となり、継投策も裏目に出る悔しい結果。菊池は試合後、大嶋通訳を介した米メディアの取材対応で交代を命じられた場面では信頼して、続投させてほしかったという旨のコメントを残した。


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