レッドソックスが痛恨のシリーズ負け越し アスレチックスに取りこぼす
2025.9.19 15:45 Friday
【レッドソックス3-5アスレチックス】ボストン/フェンウェイパーク、9月18日(日本時間19日)
つい最近まで確実と思われていたレッドソックスのポストシーズン進出に不穏な空気が流れ始めた。レッドソックスはアスレチックスに敗れ、1勝2敗で3連戦に負け越し。レッドソックスが下位チーム相手に取りこぼす間に、西地区のマリナーズとアストロズに勝率を抜かれてワイルドカード3位に転落し、絶好調のガーディアンズが7連勝で1.5ゲーム差に肉薄してきた。
レッドソックス先発のベヨは、初回からブレント・ルーカーの30号2ランなどで3点を失った。しかし、レッドソックスも初回に吉田正尚の犠牲フライ、二回にデービッド・ハミルトンの5号ソロが飛び出して追い上げ。2-3と1点差に迫った。
ただ、この日は名手の思わぬ2失策が勝負を分けた。三回2死一、二塁でアスレチックスのジェイコブ・ウィルソンが放ったショートゴロに対し、レッドソックスのトレバー・ストーリーはランニングスローで一塁転送したものの、これが送球エラーとなって4点目を献上。さらに七回にも2死三塁からほぼ正面に飛んだショートゴロの送球が逸れ、5点目を失うタイムリーエラーを記録してしまった。
劣勢に立たされたレッドソックスは、ストーリーが名誉挽回の25号ソロを放ったが及ばず、3-5で敗れた。アスレチックスは7月24日以来、リーグトップの30勝19敗と好調。一方のレッドソックスは外野の若きレギュラーであるローマン・アンソニーとウィルヤー・アブレイユを欠き、直近4シリーズのうち3シリーズで負け越しを喫している。シーズン残るはレイズ、ブルージェイズ、タイガースとの3連戦。アレックス・コーラ監督は「自分たちの運命は自分たちで決める。だからタンパに行って、シリーズを勝ち抜く。それが私の考えだ」と宣言した。
吉田は「4番・DH」でスタメン出場し、2打数無安打1打点。八回に代打を送られて退いた。今季の打撃成績は打率.240、OPS.618となっている。