パドレスが最下位ホワイトソックスに痛恨の敗戦 逆転Vに黄信号
2025.9.20 12:11 Saturday
【ホワイトソックス4-3パドレス】シカゴ/レートフィールド、9月19日(日本時間20日)
ナ・リーグ西地区2位のパドレスはア・リーグ中地区最下位のパドレスに痛恨の敗戦。先発ディラン・シースが4失点と振るわず、打線も3得点にとどまった。西地区首位ドジャースの地区優勝へのマジックは5に減り、ドジャース戦の結果次第ではシーズン残り8試合で4ゲームの差を背負うことになる。
パドレス先発のシースは2024年にトレードされて以降、初めて古巣シカゴに凱旋。しかし、久々のレートフィールドのマウンドでかつての在籍時や昨季のようなパフォーマンスを発揮することはなかった。
初回、シースはミゲル・バルガスに先制2ランを被弾。そして四回には四死球で2死一、二塁のピンチを招き、下位打線のカーティス・ミードとウィル・ロバートソンに連続タイムリーを浴びた。
フォーシームと縦のスライダーのコンビネーションが代名詞のシースだが、この日は第三球種のカーブを多投。しかし、それでもシーズンを通して露呈してきた不安定さを払拭できなかった。シースは6回4失点、6三振、3四球で降板。防御率は4.64となり、今季12敗目を喫した。
さらに打線も戦況をひっくり返せなかった。三回にルイス・アライズ、四回にライアン・オハーンがタイムリーを放ち、六回に内野ゴロで1点ずつ得点したが、それ以外の全ての回で3人で攻撃が終了。淡白な攻撃に終始し、7安打中5本が単打と長打で流れを変えることも叶わなかった。
最下位ホワイトソックスに対する痛恨の取りこぼしによって、パドレスの逆転地区優勝に向けた道のりは険しさを増した。ドジャースの地区優勝へのマジックは5に減った上、ドジャースとは3ゲーム以上の差が付いている。直接対決で負け越し、タイブレーカーを保持しているドジャースをここから逆転するのは至難の業だろう。