ガーディアンズ10連勝 史上最大の逆転劇へ首位タイガースと1ゲーム差
2025.9.21 11:03 Sunday
【ツインズ0-8ガーディアンズ】ミネアポリス/ターゲットフィールド、9月20日(日本時間21日)
先発のローガン・アレンが8イニングを無失点に抑える好投を見せ、ガーディアンズはツインズに8-0で快勝。ダブルヘッダーは2試合とも完封勝利を収めた。
この勝利により、ガーディアンズは10連勝を達成し、直近16試合で15勝1敗と絶好調。アメリカン・リーグ中地区首位のタイガースとのゲーム差を1に縮めた。この2チームは直接対決を3試合残しており、ガーディアンズが逆転優勝する可能性は十分にある。7月上旬には最大15.5ゲーム差をつけられており、もし15.5ゲーム差を逆転すれば、史上最大の逆転劇となる。ガーディアンズがこれほど首位に迫ったのは、4月25日に0.5ゲーム差だったとき以来だ。
先発のアレンは自己最長の8イニングを無失点に抑える好投。わずか4安打しか許さず、7三振、1四球と安定した投球を披露し、ダブルヘッダーの第1試合で7回無失点の好投を見せたスレイド・セコーニとともにチームの10連勝に大きく貢献した。
ツインズ先発のベイリー・オーバーは四回までガーディアンズ打線を無得点に封じ、許した走者は四球2つとガブリエル・アリアスのヒット1本だけだった。しかし、ガーディアンズ打線が五回に爆発。オーバーに7本のヒット(うち4本は2死から)を浴びせ、一挙6点を先制した。
この回のガーディアンズは、先頭のブライアン・ロキオがヒットで出塁し、次打者ピーティ・ハルピンのメジャー初安打でチャンス拡大。オースティン・ヘッジスが送りバントを決め、スティーブン・クワンが前進守備の内野の間を抜けるタイムリーを放って2点を先制した。
ダニエル・シュニーマンの内野ゴロで2死一塁となり、オーバーはイニング終了まであと1球に迫った。ホセ・ラミレスがカウント2-2から放った打球は一塁エデュアルド・ジュリエンへのライナーとなり、これで3アウトかと思われたが、ボールはジュリエンのグラブを弾いて二塁ルーク・キーシャルの方向へ。ラミレスが全力疾走で内野安打とし、追加点のチャンスとなった。
チームの看板選手の全力プレーが後続の奮起を促し、カイル・マンザードのタイムリーで3点目。アリアスが2点タイムリー二塁打で続き、C・J・ケイフスにもタイムリーが飛び出して一挙6得点のビッグイニングとなった。
ガーディアンズは八回2死満塁からクワンのタイムリーでダメ押しの2点を追加。8-0で快勝し、いよいよ史上最大の逆転劇が現実味を帯び始めてきた。