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ハリソンがレッドソックス移籍後初登板で好投 吉田は2安打1打点の活躍

2025.9.21 11:34 Sunday

【レイズ3-6レッドソックス】タンパ/ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド、9月20日(日本時間21日)

 レッドソックスの吉田正尚は敵地でのレイズ戦に「4番・DH」でスタメン出場。九回に貴重な追加点となるタイムリーを放つなど、5打数2安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。なお、吉田は九回の第5打席でタイムリーを放ったあと、代走を送られて途中交代した。

 九回に3点を勝ち越し、6-3で勝利したレッドソックスだが、主役となったのは若手左腕のカイル・ハリソンだ。

 6月15日にラファエル・デバースとのトレードでジャイアンツから加入した才能豊かな若手左腕は、移籍後のほとんどの時間をマイナー3Aのウースターで過ごし、メカニクスや各球種の改善に費やしてきた。

 そして、そうした努力が10月の戦いに向けて実を結びつつある。移籍後2度目の登板(先発は移籍後初めて)となったこの日、ハリソンは6回4安打1失点、5三振という好投を披露。勝利投手にはなれなかったものの、チームの勝利に大きく貢献した。

 レッドソックスはハリソン降板時点で3-1とリードしていたが、リリーフ陣がリードを守れず、3-3の同点に。しかし、九回1死からトレバー・ストーリーと吉田のタイムリーなどで3点を勝ち越し、6-3で勝利した。

 アメリカン・リーグのポストシーズン争いが激しさを増す中、レッドソックスにとっては大きな1勝。これで今季85勝70敗となり、ワイルドカード2位の座をキープしている。

 24歳のハリソンは移籍後初先発で重要な試合を任されたが、レイズ打線を相手に効率のいいピッチングを展開。86球で6イニングを投げ抜いた。

 ハリソンにとって、最大のピンチは六回だった。ヒットと四球で無死一、二塁のピンチを招いたが、アレックス・コーラ監督はハリソンの続投を選択。ハリソンはその期待に応え、後続3人を抑えてピンチを切り抜けた。

 ハリソンがマウンドに上がるのは、移籍後初登板となった9月10日のアスレチックス戦以来。このときはリリーフで3イニングを3安打無失点に抑えた。


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