ブルワーズがパドレス撃破 球団タイ記録のレギュラーシーズン96勝目
2025.9.25 08:53 Thursday
【パドレス1-3ブルワーズ】サンディエゴ/ペトコパーク、9月24日(日本時間25日)
ブルワーズはポストシーズンに向けて万全の態勢を整え、2025年を球団史上最高のレギュラーシーズンとするために、残り3試合をレッズと戦うことになった。
ジャクソン・チューリオは初回に3ラン本塁打をもぎ取るファインプレーを見せ、七回にはヒットと盗塁でチャンスメイクし、勝ち越し点を呼び込む活躍。ブルワーズは敵地でのパドレス戦に3-1で勝利し、球団タイ記録となる96勝目を挙げた。球団新記録を作るためのチャンスは、あと3試合残されている。
この勝利により、ブルワーズは地区シリーズで対戦する可能性のあるパドレスのスイープを阻止。ポストシーズンの第1シード確定も目前となった。ブルワーズはフィリーズとの直接対決に勝ち越しているため、フィリーズがあと1敗するか、ブルワーズがあと1勝すれば、第1シードが確定する。次の勝利はブルワーズにとって、2011年と2018年の96勝を上回る球団新記録となる。
また、ブルワーズはすでにアメリカン・リーグの全チームを上回る成績でレギュラーシーズンを終えることが確定しているため、ナショナル・リーグの第1シードが決まった時点で、ワールドシリーズまでのホームフィールド・アドバンテージを保持することが確定する。
メジャー最高勝率でレギュラーシーズンを終えれば、ブルワーズにとって球団史上2度目となる。前回は1982年で、ロビン・ヨーントとポール・モリターが中心となり、95勝67敗を記録。球団史上唯一となるリーグ優勝を成し遂げ、ワールドシリーズ制覇まであと1勝に迫った。
しかし、ワールドシリーズのことを考え始めるのは、少し気が早い。ブルワーズはポストシーズンでの初戦敗退が続いており、まずは最初のシリーズを突破しなければならない。そのためには今回のロード6連戦で1試合平均2得点と停滞していた打線の奮起が必要だ。
チューリオは低迷していた打者の1人だったが、七回2死の場面でパドレスの左腕エイドリアン・モレホンからライトへのヒットを放ち、20打数連続ノーヒットの不振を脱出。盗塁を決めたあとにブライス・トゥラングのタイムリーで生還し、六回にジャクソン・メリルの16号ソロで追いつかれたばかりのチームに勝ち越し点をもたらした。
1点リードのまま迎えた九回にはダニー・ジャンセンが貴重な追加点となる13号ソロ。投手陣は、4番手のニック・ミアーズが七回に1死満塁のピンチを切り抜けると、八回はジャレッド・ケイニッグ、九回はアブナー・ウリーベが危なげなく無失点に抑え、3-1で勝利した。
なお、パドレスが敗れたことにより、この試合が終了した時点で、ドジャースの地区優勝のマジックナンバーは1つ減って「2」となっている。