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カブス10得点快勝で連敗ストップ 鈴木はタイムリー二塁打で93打点目

2025.9.25 12:45 Thursday

【カブス10-3メッツ】シカゴ/リグレーフィールド、9月24日(日本時間25日)

 メッツの捕手フランシスコ・アルバレスが大きくボールを逸らす中、カブスのピート・クロウ=アームストロングは悠々と二塁から三塁へ進み、徐々にスピードを落とした。しかし、クロウ=アームストロングは投手クレイ・ホームズがマウンド付近にとどまり、本塁のベースカバーに入っていないことを見逃さなかった。

 クロウ=アームストロングは再びスピードを上げ、本塁に向かって全力疾走。豪快なヘッドスライディングで生還し、本拠地リグレーフィールドの観客から大歓声を浴びた。五回にクロウ=アームストロングが見せた好走塁もあり、カブスは10-3で快勝。連敗を5で止め、ワイルドカード・シリーズでのホームフィールド・アドバンテージ獲得に一歩前進した。

 現時点でカブスはワイルドカード2位のパドレスに2.5ゲーム差をつけており、このままいけば3試合制(2勝先取制)のワイルドカード・シリーズを本拠地リグレーフィールドで開催できる。カブスはポストシーズンの初戦を西海岸で迎えるのではなく、本拠地で戦いたいと考えており、そのためにレギュラーシーズン最終週も負けられない戦いが続いている。

 カブスは敵地ピッツバーグでポストシーズン進出を決めたものの、その直後から今季ワーストの5連敗。レッズ4連戦でスイープ負けを喫し、メッツ3連戦の初戦も落としたが、2戦目は「絶対に負けられない」という選手たちの気迫が感じられた。

 先発のマシュー・ボイドは六回途中まで2安打2失点に抑える力投。五回に浴びたアルバレスの13号2ランのみに抑え、今季リグレーフィールドでは12勝1敗となった。シーズントータルでは31先発で179回2/3を投げ、防御率3.21と見事な働きを見せた。

 カブス打線は三回に一挙5点を先制。無死満塁からイアン・ハップのタイムリー二塁打で2点を先制すると、モイゼス・バレステロスと鈴木誠也も続き、メッツ先発のジョナ・トンをノックアウトした。1死後にはクロウ=アームストロングの犠牲フライで5点目。その後、四回にマット・ショウが13号ソロ、六回にはマイケル・ブッシュが31号2ランを放ち、2ケタ得点で快勝した。

 鈴木は「5番・右翼」でスタメン出場し、三回にタイムリー二塁打を放って4打数1安打1打点。今季の打撃成績は打率.242、27本塁打、93打点、出塁率.322、OPS.775となった。


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