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タイガースがガーディアンズに勝利 同率首位へ再浮上

2025.9.26 15:57 Friday

【ガーディアンズ2-4タイガース】クリーブランド/プログレッシブフィールド、9月25日(日本時間26日)

 前日までの連敗で地区2位に転落していたタイガースは、ガーディアンズとの3連戦の3戦目に勝利し、86勝73敗で同率首位に復帰した。ガーディアンズとの3連戦で痛恨の負け越しを喫したものの、スイープ(3連敗)を免れ、逆転地区優勝の望みをつなぎ、ポストシーズン進出を大きく手繰り寄せた。

 タイガースは初回、ジャーメイ・ジョーンズとウェンシール・ペレスがソロ本塁打を放ち、2点を先制。二回にはハビアー・バイエズのタイムリーで3点目を加えた。

 タイガース先発のトロイ・メルトンは二回に1点を失ったが、3回2/3を1失点でまとめ上げ、ブルペン陣にバトンタッチ。ブルペン陣は5投手が5回1/3を1失点、無四球、7三振でつなぎ、ガーディアンズ打線の反撃をしのいだ。

 さらにライリー・グリーンが36号ソロを放ち、ガーディアンズ先発のパーカー・メシックから4得点目を挙げた。ガーディアンズの先発投手陣は19試合連続で2失点以下と抜群の安定感を誇っていたが、ついにタイガース打線が攻略に成功した。

 タイガースはガーディアンズ3連戦のスイープ(3連敗)を回避して、86勝で同率首位に再浮上。しかし、ガーディアンズとの直接対決の通算戦績で負け越し、タイブレーカー(同率で並んだ場合、直接対決で勝ち越したチームを上位とする権利)を保持されている。そのため、同率で並んでシーズンを終えた場合、地区優勝を逃すことになる。

 地区優勝の行方は、シーズン最後の3連戦に託される。ガーディアンズはホームでレンジャーズと対戦する一方、タイガースはレッドソックスとアウェイで戦わなければならない。ポストシーズン争いから既に脱落しているレンジャーズとは異なり、レッドソックスはポストシーズン争いの真っ只中にあり、さらにその本拠地フェンウェイパークは熱狂的な雰囲気でも知られる。タイガースは敵地でレッドソックスに少なくとも2勝以上する必要があり、さらにガーディアンズがレンジャーズに少なくとも2敗することを願う必要がある。

 地区優勝を狙う上では劣勢のタイガースだが、ワイルドカードでのポストシーズン進出には有利な条件が揃っている。ワイルドカード4位のアストロズには1ゲームのリードがあり、さらに直接対決でも勝ち越してタイブレーカーを保持。そして1ゲーム差で追いかけるワイルドカード2位のレッドソックスに対し、5月の3連戦で3勝0敗と勝ち越しているため、シーズン最後の3連戦を残して直接対決勝ち越しの可能性が高い。

 タイガースは逆転地区優勝を見据えるなら、2勝以上は絶対条件。そして仮に地区優勝を逃しても、最後の3連戦でレッドソックスに対して2勝1敗以上の成績を挙げられれば、第5シードでポストシーズン進出を決める可能性が上がる。


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