クリーブランドに「ホセ・ラミレス通り」が誕生へ 現役選手では異例
2025.9.27 13:04 Saturday
ホセ・ラミレスは13シーズンにわたるメジャーリーグでのキャリアの中で、ガーディアンズの球団組織だけでなく、クリーブランドの街全体にも大きな影響を与えてきた。そして9月27日(日本時間28日)、クリーブランドは街が生んだ最高のプロアスリートの1人を称える。
クリーブランド市はガーディアンズと提携し、ラミレスの名前にちなんだ道路を設ける。「ホセ・ラミレス通り」はクラークフィールドにあるホセ・ラミレス・フィールドとクラーク通りを結ぶ。
ラミレスは、クリーブランドで自身の名を冠した道路が設けられる史上初の現役アスリートとなる。道路の名前が記された新しい標識をラミレスに贈呈するセレモニーが27日(同28日)に行われる。セレモニーにはガーディアンズのメンバーや、市議会議長のブレイン・グリフィン氏をはじめとするクリーブランド市の関係者が出席する予定だ。
フィールド上では、ラミレスは将来のアメリカ野球殿堂入りに向けて、着実に実績を積み重ねている。25日(同26日)には、ラミレスは通算長打数の球団新記録を樹立。それ以外にも、ラミレスは現役引退までに数多くの球団記録を作ることになるだろう。
ラミレスは26日(同27日)の試合前の時点で通算285本塁打を放っており、これは殿堂入り選手のジム・トーミー(337本塁打)に次ぐ球団歴代2位。通算283盗塁もケニー・ロフトン(452盗塁)に次ぐ2位だ。また、24日(同25日)にはアール・アベリルに次いで球団史上2人目となる通算3000塁打も達成した。
ラミレスについて、スティーブン・ボート監督は「見ていて楽しい選手だ」と語る。「毎晩彼のプレーを見ることができ、それが当たり前になっているのは、本当に幸運なことだ。なぜなら、彼のような選手を毎日これほど大切に思えるのはなかなかないことだからね。ホセ・ラミレスはこの惑星上で最高の選手の1人であり、われわれはそのプレーを毎日見ることができるんだ」とラミレスの存在の大きさを強調した。
そして「彼はチームのリーダーだ。周囲にいる人々を成長させてくれる。彼がいることで、チームメイトたちも成長できるんだ」と付け加えた。