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レッドソックス4年ぶりのポストシーズン進出 吉田は3安打1打点の活躍

2025.9.27 13:11 Saturday

【レッドソックス4-3タイガース】ボストン/フェンウェイパーク、9月26日(日本時間27日)

 レッドソックスの吉田正尚は本拠地でのタイガース戦に「4番・DH」でスタメン出場。4打数3安打1打点の活躍を見せ、今季の打撃成績は打率.272、出塁率.315、OPS.698となった。チームは九回にセダン・ラファエラのタイムリー三塁打でサヨナラ勝ちを収め、フェンウェイパークは大騒ぎ。2021年以来4年ぶりとなるポストシーズン進出が決まった。

 3-3の同点で迎えた九回、レッドソックスはタイガース3番手のトミー・ケインリーに対し、1死からロミー・ゴンザレスがセンターへのヒットを放って出塁。次打者ラファエラは87マイル(約140キロ)のチェンジアップをとらえ、フェンス直撃のタイムリー三塁打でゴンザレスを一気にホームへ迎え入れた。

 四回に3点を先制されたレッドソックスだが、選手たちは勝利を諦めず、粘り強く戦い続けた。特にブルペン陣の頑張りは素晴らしく、6人のリリーバーが合計6イニングを3安打無失点。この好投が劇的な勝利を呼び込んだ。

 四回に吉田のタイムリーで1点を返したレッドソックスは、七回に吉田のヒットからチャンスを広げ、ナサニエル・ロウの犠牲フライで1点差に。そして八回、先頭のカルロス・ナルバエスがタイガース2番手のカイル・フィネガンからレフトへのヒットを放ち、同点劇の口火を切った。

 代走のネイト・イートンが二塁への盗塁を決め、捕手ディロン・ディングラーの悪送球の間に三塁へ。ここでジャレン・デュランがレフトへのタイムリーを放ち、終盤で試合を振り出しに戻した。

 移籍後2度目の先発登板となった左腕カイル・ハリソンは制球に苦しみ、四回途中7安打3失点で降板。6三振を奪ったが、3四球を与えるなど、制球面に課題を残した。

 3点を先制された時点でハリソンを諦めたアレックス・コーラ監督は、ポストシーズンさながらの投手リレーを展開。勝ちパターンを担う投手たちを次々に投入してタイガースの追加点を阻止し、打線の奮起を待った。

 同点の九回には守護神アロルディス・チャップマンを投入。先頭打者に二塁打を許し、1死三塁のピンチとなったものの、ウェンシール・ペレスとスペンサー・トーケルソンをいずれもスライダーで空振り三振に仕留め、劇的なサヨナラ勝ちにつなげた。


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