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右腕ウーが投球再開 ALDSの出場は不透明 15勝挙げたマリナーズのエース

2025.10.3 12:33 Friday

 2日(日本時間3日)、胸筋の負傷で2週間登板から遠ざかっているマリナーズのブライアン・ウー(25)が投球練習を行った。4日(同5日)から始まるタイガースとの地区シリーズ(ALDS)の出場は未だ不透明だ。

 ウーはブルペンでウォーミングアップとして25球、さらに打者を立たせて15球を投じた。ウーは「ポジティブな一日だった」と振り返ったが、地区シリーズのロースター入りについて楽観的かと問われると、言葉をつまらせた。
「まだ何も予想はできない。一日一日を大切に過ごしている」

 ウーは今季、30先発(186回2/3)で15勝7敗、防御率2.94、198三振をマーク。自身初のオールスターに選出され、マリナーズのエースとして台頭した。

 しかし、9月19日のアストロズ戦で胸筋の負傷を訴えて途中降板。それ以降、登板がない。リハビリに努めるウーは「ああいう怪我は、簡単には治らない。まだ怪我の管理や治療、そして毎日少しずつ症状を落ち着かせるための作業が残っているし、それからトレーニング量を増やす作業も続けている。色々な面がある。でも、まあ、全て順調に進んでいると言えるし、それ以上望むことはない」と語る。

 ウーをALDSのロースターに入れるか否かの判断は、第1戦当日の4日朝(同5日)までにしなければならない。
「試合の速さなど、すべてにおいてまだ理想の位置にはいない。でもすべてが進歩しているという点では満足している。1周間前はまだ投げられなかったことを考えると、1週間後にはもっと良い状態になっているといいね」

 通常、最大5戦の地区シリーズでは先発投手を5人ロースターに入れる必要はない。先発登板が予想されるローガン・ギルバート、ジョージ・カービー、ルイス・カスティーヨの3人のほか、シーズン中は5番手だったブライス・ミラーもウーが欠場する場合は先発の可能性がある。ただ、シリーズの終盤で復帰できるならば、マリナーズはウーをロースターに入れるかもしれない。

 球団編成部長のジェリー・ディポトは「必ずしも誰が一番の先発投手かということに焦点が当てられるわけではない。しかし、誰が最も休養が取れていて、最も良い状態にあると我々は考えているのか、そしてブライアンはどのポジションに入るのか?」と考えを明かした。

 ウーは今の状況は怪我そのものからの回復より、「正しく準備すること」の方が重要だと語った。「賢くやらなきゃいけない。ただ数字を見るためだけに、無謀に全力で投げるだけでは何も良いことはない。正しいやり方でやらなきゃいけないんだ」

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