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新人シュリットラーが快投 ヤンキースが地区シリーズへ進出

2025.10.3 11:58 Friday

【ヤンキース4-0レッドソックス】ニューヨーク/ヤンキースタジアム、10月2日(日本時間3日)

 ともに1勝1敗で迎えたワイルドカードシリーズの第3戦でヤンキースがレッドソックスに勝利し、地区シリーズ(ALDS)への進出が決定。先発のキャム・シュリットラー(24)が八回無失点12三振の快投で勝利に導いた。レッドソックスの吉田正尚(32)は2安打を放って気を吐いたが、レッドソックス打線は本塁が遠かった。

 第1戦は吉田の代打決勝タイムリーでレッドソックスが先勝、第2戦はジャズ・チザムJr.の攻守にわたる活躍でヤンキースが勝利し、シリーズは「勝てばシリーズ突破、負ければシーズン終了」の勝者総取りの第3戦に委ねられた。第3戦はヤンキースがシュリットラー、レッドソックスがコネリー・アーリーとともに新人を立て、ポストシーズン史上3番目に両先発の年齢が若いマッチアップとなった。

 シュリットラーは四回まで吉田への2安打しか走者を許さず、4三振を奪う快調な立ち上がり。

 新人右腕の好投に打線も応えた。四回1死一、二塁から6番ロサリオのタイムリーで先制。その後満塁として8番ボルピーもタイムリーで続き、エラーも絡んで4得点を挙げた。

  4点はこの日のシュリットラーには十分な援護だった。援護を受けた24歳は、ペースをさらに上げて三振を量産。五回は3つのアウトすべてを三振で、六回にも2安打を浴びていた吉田への三球三振を含む2三振を奪った。三者凡退に抑えた七回の時点で既に100球に達していたが、八回も続投。八回も打者3人で切り抜け、8回無失点、12三振、無四球、5安打の快投でブルペン陣につないだ。

 九回はデービッド・ベドナーが締めくくり、ヤンキースは4-0で勝利。ブルージェイズが待つ地区シリーズへと駒を進めた。


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