ドジャースがDSの先発予定を発表 第2戦スネル、第3戦山本
2025.10.4 11:26 Saturday
3日(日本時間4日)、あすから始まるフィリーズとの地区シリーズ(NLDS)に向けて、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が先発予定を明かした。第1戦は大谷翔平(31)、第2戦はブレイク・スネル、第3戦は山本由伸(27)が先発する。
また、タイラー・グラスナウは第4戦の先発として予想されているが、第1戦にリリーフ登板することも可能。先発投手として登板間隔で行うブルペン投球練習の代わりとして、実戦で短いイニングを投げる起用法だ。そして、クレイトン・カーショウもブルペン陣の一員としてNLDSからロースター入りする。
ワイルドカードシリーズでは、スネル(7回2失点)と山本(6回2/3、自責点0)の好投によって勝利。その2枚看板は第1戦と第2戦の間の休養日によって、通常通りの登板間隔で先発できる。
ドジャースは開幕前に構想していた完全体のローテーションを組むのに、8月までかかった。しかし、全員が健康になった8月以降、ドジャースの先発ローテは防御率2.74でメジャートップの成績を収めている。ポストシーズンのプランとして、スネル・山本・大谷の3枚を軸とすることを掲げており、ロバーツ監督は必要であればその3人を試合の終盤まで投げさせる用意がある。「すべては彼らの投球次第だと思う。彼らがチームで最も才能のある投手だと言うのは簡単だ。だから、当然のことながら、彼らにイニングや投球の大半を任せたい」
今季のドジャースのブルペン陣の不安定さを考えると、先発ローテからブルペンに投手を回すことは重要だ。第1戦でグラスナウをリリーフ投手として起用し、カーショウを残りの試合でリリーフ投手として起用できれば、その効果はさらに高まるだろう。エメット・シーアンもブルペンに転向したが、ワイルドカード・シリーズ第2戦では1/3回で2失点と苦戦した。
カーショウはレギュラーシーズンで1度リリーフ登板し、9月24日にアリゾナで行われたドジャース戦で九回を無失点に抑えた。今季限りで引退するベテラン左腕は、ポストシーズンでの通算成績は良くないが、カーショウの安定感がロバーツ監督の期待を裏切ることはないだろう。不安定なブルペン陣に、カーショウの投球が風を通す助けとなる。
右掌の骨折を抱える正捕手ウィル・スミスは依然、リハビリに努めている。チーム練習ではカービー・イェーツとベン・カスパリアス相手に実戦打撃練習を行い、安定したプレーを見せた。ワイルドカードシリーズでも2人の捕手とともにロースター入りしたが、NLDSでもロースター入りする見込みだ。
ロバーツ監督はスミスが捕手として出場できるはずだと述べているが、捕手としてフルイニング出場した際、スミスの手の状態がどう変化するかは不透明と考えている。「彼が長い間捕手としてプレーしていないことを念頭に置いている。それからシリーズ全体を見て、彼がどれだけの能力を発揮できるかを考える」